万引きをする高齢者の実情、2017年版

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先日アクセス解析の際に出てきた上位アクセス記事。2009年に警視庁が発表した万引き高齢者の実情報告書を基にしたものなのだけど、そういえばこの調査って新規に行われていないのかな、定点観測的なものじゃないということなんだけど、そろそろどうだろう......と思っていたのだけど。


調べてみたら似たような調査が2017年3月付で発表されていた。まぁ、色々とごちゃごちゃした内容だし、被疑者に聞いた話の方の調査結果は標本数が2ケタしかないので統計上のぶれが多分に予想されるので、ここでさらりと触れておくのみに留める、と。

高齢者の刑法犯の6割近くが万引きってのは結構衝撃ではある。


ざっと見た限りでは高齢者の万引き事案は、自分で悪い事だと強い認識を持っていても、それでもやってしまうってのが多々ある。「お金を払いたくないから」ってのは他の年齢階層でも多いから高齢者特有のものか否かはさておくとして。つかまるとは思っていなかったとか元々の性質としてネガティブ感が強いとか、自分の内に持つ否定的な想いを万引きに転嫁している雰囲気。

万引きの場所としてはスーパーがもっとも多いけど、これは対象物が食料品や飲料が多分にあるからに他ならない。漫画やドラマなどで描写されるのと同じ。

万引きが店舗に与える影響というと本屋の話がよく知られているけど、食品にしたって状況にあまり変わりは無い。そもそも窃盗という犯罪行為に違いは無く。再犯防止、犯罪予備軍の足止めは十分考察されるべきではあるけれど、同時にやってしまったことに関しては、分析と共に相応の対応をすることも欠かせないのだろうな、と。

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このページは、不破雷蔵が2018年3月22日 07:23に書いた記事です。

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