卒業時に教授に「みなさんが就職される会社の目的はなんですか? お金儲けです。貴方を幸せにすることじゃありません。貴方を守ってはくれません。だから、危険を感じたら"3年は勤めろ"なんて無視しなさい。会社は利益を追求し、貴方は貴方の幸せを追求する。自然なことです」と言われた。忘れない。
— 雨宮ミヅキ (@6rain410) 2018年3月18日
私は就職が決まったとき「3年は勤めろ」とよく言われたけれど、私の職場の労働環境も知らずに、若くて再就職しやすい3年を耐えろというのは無責任だ。それに、"未熟なうちはキツイけど成長すれば良い企業"なのか、"ブラック企業"なのかを見極められないと言っているようなもので、失礼でもある。
— 雨宮ミヅキ (@6rain410) 2018年3月18日
「春から就職なら3年は勤めなさい」と言われたから「睡眠時間は4時間くらいで、残業代は出ないらしいので3年は無理かもしれません。でも憧れていた仕事なので頑張ります」と答えて気まずくなったことがある。私がどんな環境でどんな覚悟を持って働くか知らずに「3年は働け」なんて言わないでほしい。
— 雨宮ミヅキ (@6rain410) 2018年3月18日
黙って3年間勤めてその上で判断しなさいってのはよく聞く話。3年の間に色々と自分の適応性や仕事先の善し悪しを理解できるだろうからという意味があるのだろうけど、それはその言葉が語られていた当時の常識。現状ではそうだろうかという感を持つ人は多いはず。
さらに会社の本質を容易に教えてもらえる、就業者側の考え方、立ち位置の大切さが認識される現代では、3年間黙って勤めろ云々ってのは、会社側にとって都合の良い詭弁として解釈されても仕方が無い。
仕事は自分のため。世のため人のため会社のためという人もいるかもしれないけど、結局それらも「そうしたい」と願う自分の思いを実現するためだから、極論としては自分のためになる。人はもっと素直になるべきだ。
先日もオフラインで話してたんですが、
— KGN (@KGN_works) 2018年3月19日
「昔の人の労働時間、待機時間が長かったよ」
「今ならすぐメールが帰ってきて仕事に取り掛かれるけど、昔はとにかく待つしか無かった」
「作業そのものが、今の若い人がPC1時間叩けば終わる量を複数人で時間かけてやってた」
は覚えといて良いかと。
いま1時間かけてやってる仕事と、昔1時間かけてやってた仕事を、同じだと思っちゃいけない。
— KGN (@KGN_works) 2018年3月19日
「えっ、常時接続ないんですか?メール受け取るのどうするんですか?」
— KGN (@KGN_works) 2018年3月19日
「メールボックス500kB...(絶句)
などなど、若い方の反応がなかなかに面白うございましたが。
今の50代が若い頃は実にのんびり仕事してたわけなんで、上役のおっさん言うところの「昔は働いてた」は信用しちゃいけません。
この「固定電話しか使わない」で若い人がピンとこない点は
— KGN (@KGN_works) 2018年3月19日
・相手が会社にいる時間帯しか捕まらない
・不在時は留守電にメッセージを残す。相手がいつ聞いてくれるかは不明
・待ち合わせは時間と場所を事前にきちっと決めなくては出来ない
・待ち合わせに遅れたら、置いていかれる
...等々でした
メールどころか色のついた書類や写真は郵便か宅配便かバイク便でやりとり、ファクスはモノクロのみ。ケータイないから固定電話でのみ通話。相手がつかまるまで何度も電話とか折り返しとか。とくに海外とのやりとりは時間がかかった。もっと前だとアシスタントがたくさんいたはず。タイピストとか。 https://t.co/x2QngtOQTa
— カルトいやーん (@lovemymam) 2018年3月19日
そしてもう一つ、むしろこちらの方が大切かな。3年間とかいう時間の概念は、昔と今とでは随分と異なる。仕事の圧縮度合いが段違いなのだな。指摘されている通り、就業時間を1日8時間としても、その時間の間ずっと張り詰めた感じで勤めているわけじゃない。以前も機械化とかAI関連の話で言及したけど、技術の進歩によって楽になったから、その分を余暇に回せるのではなく、さらに仕事を詰めてしまったので、同じ時間の尺でもやっていることはまったく別(お金関連では大学の授業料が有名かな)。
どれぐらい過去にさかのぼるかにもよるけど、時間とか金額を用いた言い伝えやら教訓は、あくまでもその当時に当てはまったからこそ言葉として残っているわけであり、環境が変わればそのまま当てはまるとは限らないってのに注意しなきゃならない。電話関連の話はピンと来る人も多いとは思うのだけどね。固定電話とスマホでは、同じ通話をする道具であっても、使い方がまったく別物だから。
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