総務省の求人についてTLに流れてきているので、このからくりについて説明しますね
— ポンで獣王 (@pondejuo) 2018年2月28日
金融庁でもよくあるパターンなのですが、求める内容に対する対価が低すぎるという指摘、これは間違っていません。
ただ、これ期限付きというところがカギなんです。(次に続く)
先日ウェブなどで注目された、総務省の求人に関するお話。提示対価が安いと小ばかにしている意見が多いけど、「そういう状況を求めたのは、節約しろ浪費するなブラック企業の如く馬車馬的に働けとする、少なからぬ『国民のご意見』だろうに」「対価が安いと文句をいうのなら、まずは山積みの、少なくとも適正な対価を提示しても文句を言われないような世論を成せ」というツッコミをしたい当方ではある。仮に今件が月給手取り100万円などとして提示したら、無駄遣いするな、高過ぎるとのフンダラご意見がどれだけ生じるか、それを押し止めて踏みつけるだけの世論が現状で形成されているか。
それはともかくとして。その求人に関する解説がなされているので、覚え書き。ちらほらと見聞きする話とほぼ一致しているし、語り手のバックボーンやら他の話の信ぴょう性も併せ、これが120%まったくの大正解とする保証は無いけれど、的は射ているのだろうなあ、と。
(前受)破格の低い待遇で入った専門家は、何も知らない人たちの中で頑張ります。
— ポンで獣王 (@pondejuo) 2018年2月28日
例えば、元々所属していた自分の会社のスキルや仕様に合った仕組みを省内に構築したり、省内の人脈を自然に築いたり。
無事に2年程度の懲役を終えた人はどうしますかね(さらに続く)
(前受)娑婆に出た方は、基本2つの道があります。
— ポンで獣王 (@pondejuo) 2018年2月28日
1)もともといた会社に戻る。この意味は全レスの懲役中の行動を見れば、次にその会社が何をするかお分かりですね
2)〇〇省で〇〇をゼロから設計しました、という素晴らしい職務実績を活用して転職をする
割と簡単に元がとれるそうです(続く)
(これで最後)
— ポンで獣王 (@pondejuo) 2018年2月28日
ということで、案外この手の募集は人がたくさん来ます。
当然役所側もゼロから発注すると、とんでもないお金がかかるので、こうやって土台部分を作ってもらうんです。
なお、金融庁なんかは直接監査法人やコンサルから人身御供を要求するケースがあるようです(一応断れるらしい)
おまけですが、総務省のケースも金融庁のケースも明らかにその辺のキャリアよりは専門家ですが、待遇は昔でいう二種公務員扱いですね。でも辞めてから、すぐ元取れたよーっておっしゃる方が多いです
— ポンで獣王 (@pondejuo) 2018年2月28日
某地銀から引き抜かれた方は例外的にキャリア組のような幹部職員になっていますが、扱いは軽いとか。
インターンみたいなものなのかなあ、とも思ったりする。あるいは、具体的な金額として、本来職務内容にあった、しかるべき高額を出すと「国民のご意見」で非難が上がるので、このような形での対価を示さざるを得ないのかもしれない。むしろそう考えた方が道理は通る。
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