セルフレジ導入と半セルフレジ(バーコードスキャンだけ店員さん)導入についてボトルネック的な観点からうだうだ考えていた。
— Takashi Kawai (@yrik) 2018年3月8日
通常のレジ決済の際のボトルネックになるのって、現金主義な日本では財布からお金を出す際にまごついたり小銭わちゃわちゃしたりする場面が多かったりする。その間店員さんって手空き(待ち)なわけで、決済部分を分離・並列化すればその分処理は速くなる。つまり支払い機だけ増やして並列化すれば良い
— Takashi Kawai (@yrik) 2018年3月8日
じゃあ、バーコードスキャンもセルフ化(完全セルフレジ)すればいいんじゃないか?って話になるんだけどそうなると今度はスキャンのところがボトルネックになる。あれ結構慣れと機械リテラシーが要求されるから。上流工程で詰まっちゃうようになると下流の決済だけを並列かしても意味ないわけだ。
— Takashi Kawai (@yrik) 2018年3月8日
大きなスーパーやデパートだとそろそろ導入数も増えて一般のレジとの数の比率が逆転している店も出てきたなあという感のある、完全なセルフレジ。他方、対面レジと似ているけど、商品のデータ取り込みのみを店員が行うセミセルフレジというか半セルフレジもちらほら見受けられる。
で、その違いは何かなあということで、指摘されてなるほど感。会計プロセスで時間を取るのは、商品のデータ登録と、それにより算出された支払金額に対してお金を払う部分。電子マネーが使えるのならすぐにできるけど、現金の場合結構時間が取られるのだよね。特に高齢者はやたらと時間を取る。これは経験則からよく分かるお話。昔の感覚(会計が混雑する状況などあまりないとか)でやりとりをしているので、今の様態についていけなくなっている。
また、バーコードスキャンも慣れてこないと結構面倒。店員さんですら時々まごつくことがあるぐらいだからね。つまづくプロセスが複数あると、時間の短縮は難しい。ならば分離してどちらか一方を機械化すれば......ということで、機械化と並列化が容易かつ効率化ができそうな、支払い部分のみを機械化した次第なのが、半セルフレジ。要はバーコードスキャンと支払いとでは、バーコードスキャンの方が一般の人にとってはハードルが高い、と。
こう考えれば、半セルフレジが有益視されているのも理解はできる。コストと利便性などを併せ考えると、現状では「バーコードスキャンは専門家の店員」「支払いは機械でお客が行う」のが一番効率的なわけだ。
2015/12 スーパーでセミセルフレジの実験導入が相次ぐ https://t.co/5Xq9dPk0h5
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年3月8日
「セミ型レジは商品スキャン部と会計機がセパレートになっており、商品スキャンは従業員、会計機による決済は顧客自身」「セミセルフ型はフルセルフ型よりも効率がいい」 pic.twitter.com/jtqbCxshnz
「従業員がスキャンから決済まで行う従来のレジ方式に比べ、セミセルフ型は商品スキャンに習熟した従業員がスキャンをするため「1・3―1・4倍スピードが上がる」(各社)。つまり従来比でレジ時間が半減近く短縮される格好」
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年3月8日
理屈では分かるのだけど実情としてはどうなんだろうかと例を探したところ、数年前からすでに実証実験的な導入が成されていて、結構いいじゃん、効率的じゃんとの現場のデータが出ている。
完全なオート型のセルフレジだと店員が対応のために横に待機していることが多々あって、結局使い切れない人がかなりいて、機材の説明なども併せ読むに多分にバーコードを読み取れなかったり登録されていない商品への対応が必要だったりするので、人を配せざるを得ないとの認識はある。
将来的に電子マネーでかざして支払い一発オッケーというのが世の中の主流となれば話は別だろうけど、現状ではこの半セルフレジのスタイルの方が色々な意味で効果的なのかもしれないな、と。
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