ネット広告、データからその人の趣味や推測される年齢に向けた広告ばかり流れるし、Twitterのフォローしてる傾向などから、本当に中学生に流行ってるものの情報とかまず手に入らない
— 本郷 (@hayato_itimonzi) 2018年3月11日
小学生に流行ってるもの知りたかったら、3DSからネットを使え、とは言われたもので
— 碌星らせん (@dddrill) 2018年3月11日
昔のウェブ広告は適当なローテーションだったり完全固定で、見る側の立ち位置などはさほど仕切り分けが出来ず、サイトの特定などで判断するしか無かった。けれどサイト上に書かれている内容を判断してそれに近い広告を選択したり(猫関連の説明が多ければペットフードとか猫専門誌の広告とか)、さらには端末上の履歴(クッキーなど)を精査して趣向にあったものの表示優先順位を高めたり、さらには過去に検索した内容をベースに広告を出するようになった。
それっぽい、興味がある、関心の高いものならクリックしてもらえる可能性も高いだろうというもの。アマゾンなどで「こんなのどうかな」「これを買った人はこれも買ってるよ」「前に買ったものの新作が出たよ」的なもの。自動車をディーラーから買うと「そろそろ新車はどうですか」とお手紙が来るのと同じ仕組み。
ただ、使う側の特性に合わせた広告が出されるようになると、それは逆に使う側の立ち位置で広告が固定されてしまうので、自分の立ち位置以外の環境が掌握しづらくなる。セブンイレブンばかり足を運んでいると、ローソンやファミマのコンビニ事情がつかみにくくなるよ、的な。
で、指摘されている通り、エンタメ系の場合は作り手や評価側の立ち位置と、顧客側の立ち位置は大きく異なるので、リサーチの上では十分に気をつける必要がある。対象となる側に立って、そこから世界を見なきゃいけないってこと。自分に子供が居ればその子供に環境を借りるとか話を聞くって手もあるのだろうけど、それだとNが1とか2になってしまうのでリスクが生じる。
まぁ、この辺りは例えば別端末・別アカウントでそういうことをする専用のアカウントを取るってのも一つの手ではあるのだけどね......時間も手間もかかるから、コスパの点では難しいかもしれない。
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