くら寿司で洋食発売開始へ

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回転すしチェーン「くら寿司」を運営するくらコーポレーションは3月13日、同チェーン初となる洋食メニューを16日に発売すると発表した。ラーメンとスパゲティの要素を取り入れた「カルボナーラ スパらッティ」、5種類のチーズを使用した「イタリアンチーズハンバーグ」、スイーツ「チョコとマスカルポーネのパフェ」――の3商品で、さらなるリピート率の向上と新規顧客の獲得が狙い。

実のところくら寿司に限らず回転ずしチェーン店が寿司以外の領域に手を出すのは珍しいことでは無かったし、最近では寿司以外の外食メニューをどんどんサイドメニューとして登場させているので、今件も半ば以上アピールのためのリリースでは無いかという感はある。

寿司が特別の御馳走では無くなり、回転寿司が外食の数少ない場としての存在を危うくする。ライバルのファミレスと回転寿司の違いって何だろうと考えると、出しているメニューぐらいしかない。ならば回転寿司でファミレス的なメニューを出したら、ファミレスの顧客もゲットできるのでは、という結論に至るのは何の不思議もない。

ファミレスの回転寿司化はむずかしいけど、回転寿司のファミレス化はそれほどハードルが高いわけじゃない。無論、オペレーション上の問題は色々とあるだろうけど。あれも食べられてこれも頼めるとなれば、領域の広いところでの方が便利なのには違いない。

あとはかつての某牛丼屋のような問題が生じないよう、作業側のリソースをちゃんと確保するってのが大切かな。味は本部側の問題になるし、ね。

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このページは、不破雷蔵が2018年3月14日 07:00に書いた記事です。

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