同人誌は存在しているだけでありがたい存在。資料もまたしかり

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同人誌の価格設定の話が出てくると必ず主張されている考え方が「価格など二の次。存在しているだけで至極の存在に違いない。だから作り手が勝手に設定すればいいし、お高めそうに見えてもむしろ取引の手間を省ける金額の方がよい」というもの。通販などでの販売ならともかく、直取引なら300円とか700円といった半端な額よりも、500円とか1000円の方がよい。色々と都合があるのなら2000円だろうと5000円だろうと買う人は買う。そこにそれがあるからだ。まぁ、インゴット1キロとかいう話なれば別だけど。


辞書とか資料も似たようなもの。自分の目に留まり、これが欲しいと思ったら、まずは手に取りレジに持っていく。価格で云々して悩んでいたら、その場で買わなかったら、二度と手に入らないかもしれない。流通が普通に行われている一般商業誌ならともかく、辞書や資料の類、そして趣味のあれこれもまた、手に入るか否かが最優先事項。まさにゼロ一の世界。

以前取り上げた「価格で悩んでいるのなら買え、価格で買いたいと思っているのなら買うな」と同じような話だね。まぁ、実際にはゼロ一ではなく、価格は影響を与えるパラメータの一つであるけど、必要か否かとか欲しいか否か、手に入るか否かのパラメータと比較すれば、ほんの些細な影響しか与えていないというところかな。

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このページは、不破雷蔵が2018年3月22日 06:58に書いた記事です。

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