同人誌は高いか高くないかじゃなくて、あるかないかだよ
(@gomimuso) 2018年2月18日
同人誌の価格設定の話が出てくると必ず主張されている考え方が「価格など二の次。存在しているだけで至極の存在に違いない。だから作り手が勝手に設定すればいいし、お高めそうに見えてもむしろ取引の手間を省ける金額の方がよい」というもの。通販などでの販売ならともかく、直取引なら300円とか700円といった半端な額よりも、500円とか1000円の方がよい。色々と都合があるのなら2000円だろうと5000円だろうと買う人は買う。そこにそれがあるからだ。まぁ、インゴット1キロとかいう話なれば別だけど。
この前も書いたけど、辞書や資料も同じ。ページをめくって「これは」と思ったら即買う。値段なんて見ない。3万円出して5千円の仕事でとても役に立ったら、私の定義では元が取れている。3か月、1年、3年、10年先に自分が受ける評価のことを考えて買う。信用や好評価は、3万円や5万円では買えない。
— 葛葉(レオポン㌠のフレンズ) (@Cuznoha) 2018年3月21日
辞書とか資料も似たようなもの。自分の目に留まり、これが欲しいと思ったら、まずは手に取りレジに持っていく。価格で云々して悩んでいたら、その場で買わなかったら、二度と手に入らないかもしれない。流通が普通に行われている一般商業誌ならともかく、辞書や資料の類、そして趣味のあれこれもまた、手に入るか否かが最優先事項。まさにゼロ一の世界。
以前取り上げた「価格で悩んでいるのなら買え、価格で買いたいと思っているのなら買うな」と同じような話だね。まぁ、実際にはゼロ一ではなく、価格は影響を与えるパラメータの一つであるけど、必要か否かとか欲しいか否か、手に入るか否かのパラメータと比較すれば、ほんの些細な影響しか与えていないというところかな。
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