ああ、この人は官でも民でも組織で仕事しことないんだなと実感するのは
— Maiko Kissaka (@kissaka) 2018年3月27日
「何かの行為には必ずそれを命令した個人がいるはずだ」という思い込みを堂々と主張している時。
あのね、特定のコマンダー(命令者)なんかいなくても自律的に動くのが「組織」なんです。それが正であれ負であれ。それが組織。
経験則とか自分が会得した知識や情報とか、それらがいつの間にか露呈してしまうってことは結構ある。指摘されているような話もまた、その一つ。組織内の行動において、必ず誰か特定の人物が指図をしたはずだというもの。個人個人のやり取りで済んでしまう仕事しかしていないのなら、それがすべてであり事実ではあるのだろうけど、組織内での行動となると、それは「そういうのもあるよね」レベルでしかない。
組織というのはある程度の人数が集まると、決まりが作られ、作業工程がテンプレ化され、内部ルールが設けられ、各種業務が流れ作業化し、指図が無くても物事が動いていく部分が多分にある。そういう効率化がなされるために、組織というものは存在する。組織そのものが生命体のような働きを示すようになる......というか、そのための存在なんだよね、組織って。
生命体ってのは個々の細胞や器官の意思(あるのかないのかは別として)とは別に、全体としての生命を維持するために自律的に動いていく。また、個々の細胞や器官にしても、DNAという設計図を基に構築されていく。
まさに「法人」ですよね。
— とます (@TGW233) 2018年3月28日
組織そのものが人の意識を持つかのような動きを見せる。そこにはそれを構成する個々の要素の意思などお構いなし。指摘されている通り、まさに「法人」というやつだ。
まぁ、中には多かれ少なかれ、内部の独自系統だったり既存組織内の命令系統に従って、個別の判断で動くケースもある。だがそれがすべてでは無い。個別行動のすべてに、何らかの命令が働いている、その命を下したものがいるというのは、単なる妄想でしかない。あるいは個人自営業者に限ったお話、かな。
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