『インプットをやめるな。死ぬぞ。』
— KGN (@KGN_works) 2018年2月15日
これ医師も同じですね。
アップデートやめたら古い治療しかできなくなります。
:デザイナーとしての「ゆるやかな死」|モンブラン|note(ノート) https://t.co/cDIbBrMDr5
エンジニアもインプットやめたら死ぬし、動きの早い業界は全部そうだろうな。
— Ryoichi KATO (@ryo1kato) 2018年2月15日
むしろ、世の中の変化のスピードが世代交代よりも早くなってしまったときから、人類全員に、課された運命かも。
でも「生涯学習」なのかっていうとなんかビミョーにちがう。https://t.co/Haca2eVRSz
おおもとの引用文ではデザイナーのお話とあるけど、実のところは技術系は押しなべてそうではあるし、技術に限らず日常生活のあれこれにおいてもまったく同様で、情報のインプットと、その上での自分の中の常識、方程式、軸となるものの更新は必要不可欠。日常生活の例えとしては、江戸幕府が終わって明治になった時とか、太平洋戦争が終わった時とかがよい例かな。
人間は自分の得た情報を基に判断を下して時を過ごしていく。その判断に用いる情報が古いままでは間違った選択肢を選んでしまいやすい。電車の料金が改正されたのに古い料金のままで入ろうとしたら改札機で足止めされてしまうようなもの。
特に昨今では世の中の流れが加速しており、技術面では日々精進、鍛錬をした上でアップデートをしていくことが欠かせない。セキュリティソフトのアップデートパッチは必ずチェックして、常に最新版にしておかなきゃダメだよね、それと同じ。
「自分の知っている状態とは異なる。よってこれは捨ててよい」と判断する人は別に驚くほどの存在でもないです。>RTs
— KGN (@KGN_works) 2018年2月16日
教養がないと、こういうバカをやるよの見本ではありますけど。
で、実はこれ「学歴が高くても知恵がない」人もやらかすんですよね。
— KGN (@KGN_works) 2018年2月16日
テストで『冷凍車の開発により流通に大きな変化が生じた』という答を書くのは出来ても、家の冷凍庫を開けないから判らない。スーパーでも自分に用がない冷凍食品は見ないから知らない。
モノと知識が結びついてない人も割といる。
「テストで正解を書けても、その知識がきちんと概念化されておらず、現実社会で『自分が知っている形態をしていない同類』を見ても認識できない」も割と珍しくないのかな。
— KGN (@KGN_works) 2018年2月16日
「鶏肉は肉です。豚肉は肉です」「羊は?牛は?ちゃんといってくれなきゃ判らないでしょう、分類しといてください」状態の人。
生活してれば身につくような「知識の概念化」という行動が出来ないまま育ってるんですよね。
— KGN (@KGN_works) 2018年2月16日
別に発達障害と診断されてるわけでもないんですが。
じゃあなんで出来ないのかと思うが、つらつら考えるに彼らは「インプットされてた情報の量が極端に少ない」。概念化の前に必要になる「色んなものを見聞きして、いちいち個別対応表なんか作れないからごっそりまとめてグループ化する」という経験があまりにも足りない。必要がなかったんですね。
— KGN (@KGN_works) 2018年2月16日
「試験勉強の」ボリュームは非常に大きかったけど、それ以外の雑多な情報が少なすぎて、「リアルワールドを観察して情報を抽出し、概念空間内で処理できるようにする」という脳内プロセスが出来てないのかなと。
— KGN (@KGN_works) 2018年2月16日
医者になりたいなら致命的な欠損。患者は病名をぶら下げてこない。
「AならばB」と脳内対応表を作り膨大な量のそれを記憶するための時間をそこ『だけ』に割くことが出来る環境にいる場合、パターンを覚えるだけである程度、筆記試験には対応できる(文章題は苦手という人も少なくないですが)。
— KGN (@KGN_works) 2018年2月16日
対応できるようにするのがカネの力だったりするんだよね。
時々「医師国家試験まではある程度、『AならばB』式のパターン記憶で乗り切れる」と書いてますが、実際にいるからなんですよね。
— KGN (@KGN_works) 2018年2月16日
初期研修医になるとボロボロになるタイプですが、まあ頑張ってくれとしか。
最低限の知識だから、試験は試験で頑張ってもらうしかないし。
中には情報のアップデートが面倒くさい、アップデートをすると既存の自分の価値観や情報が否定されるので、それはイヤだから「自分の中の常識とは異なるからアップデートをしなくてもいいや」と判断してしまう人もいる。教養と表現してよいかは微妙だけど、昔のしきたりにこだわりすぎて、現状を放り投げてしまう人もいる(無論「昔のしきたり」にはそれなりの意味があったので、片っ端から投げ捨てろというわけでは無いけれど)。
そして自前のテンプレを崩さずにこだわり続ける人の少なからずは、指摘されているように「テンプレ以外の行動ができない」ってのも多分にあるのかなあと思ったりする。新しい情報を取り入れて自分の知識として組み込み、全体としてのアップデートをするってのは、テンプレそのものを再構築することになるから、当然テンプレ以外の行動となる。それができないから、テンプレ以外の情報を弾いてしまう。
例えるなら、OSのアップデートパッチを当てると自分が使っているアプリが対応しなくなるので、OSは古いバージョンのままにしてしまうようなもの。その端末をスタンドアローンにしているのならいざしらず、ネットにつないで他のアプリも使い続ける以上、そういう所業は命取りになるのだけどねえ......。
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