90年代後半にぼくがモデルグラフィックス誌で連載していた「実在しないプラモデルの組み立て説明書」ってのがあって、これはプラモデルとして実在していないからおもしろかったのであって、ありえないからおもしろかったんだなーと。 pic.twitter.com/sfSMxgbcd3
— 古賀学 (@manabukoga) 2016年5月3日
タイムスタンプを確認し直したら数年前の話ではあったのだけど、色々と感慨深いので覚え書きも兼ねて。詳しくは説明の通り、ぱっと見だと何かのプラモデルの説明書にしか見えないのだけど、よく見るとある訳ないじゃないか的な造形のもの。要は、存在しないプラモデルの説明書をそれっぽく書き連ねた、ジョークネタ。ネタでも突き詰めて作り上げると、素晴らしい作品になるのだよねえ。
......ただこれ、20年以上前の話だから単なるネタということで済んでいるけど、今ならこの類の造形のプラモとかガレージキットは普通に存在しそうな気がするのが怖いところではある。
「実在しないプラモデルの組み立て説明書」ザ・イエローモンキーズのツアーパンフレットにも寄稿したよー。1998年。当時は「ない」からおもしろかったってことですねー。 pic.twitter.com/2qLlTYPuGQ
— 古賀学 (@manabukoga) 2016年5月4日
「実在しないプラモデルの組み立て説明書」のRTが続いてるのでお蔵出し追加。秋刀魚(1998年11月号)、お墓(1998年9月号)、プルバックゼンマイで走行するマブチ130モーター(1997年9月号)、超投げやりな東京ビッグサイト(1997年11月号)。 pic.twitter.com/SmO2L7GFSw
— 古賀学 (@manabukoga) 2017年2月16日
「あるわけないじゃん」ってのは見方を変えるとどこかに、度合いはともかく「あったらいいな」という思いがある。その願いが時間の流れと共に容易に体現化されうるってことなのだろうな。今だったらこの類の造形だって、3Dプリンタを使えばハードルはやたらと低くなるに違いない。
ところで今件、冊子で見たことがある気がする。昔収集したモデルグラフィックのバックナンバーを書庫でひっくり返せば、いくつか出てくるかもしれないな。
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