数千人どころか、数百人のファンからの収入すら、コミュニティだけで維持するのは困難で、「コミュニティは重要だが、ネタそのもので不特定多数の人々に支持してもらう販路とペアでないと維持は難しい」というのが、私の実感。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年4月15日
「作家はメルマガで食っていける」と言われた後、数百以上の購読者を集められて存続しているものはほんの少し(そのひとつなのでよくわかる)だし、それでも辛い。個人作家は、ブレイク前だとファンがいても(数百の定期的な視聴があっても)先が伸びず辛い。そこはみんな通り抜けたところなので......。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年4月15日
この手の話で抜けおちるのは「多数の人は濃いファンではないし、ファンであっても時間経過とともに気持ちが変わる」ということ。いかに常に新規顧客を捕まえ、内容をリフレッシュするか。恐ろしく古典的なお話なのだが、なぜか抜け落ちることが多い。それは「実際に直面している人」の論じゃないから。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年4月15日
ちょっと先を見越して行動しないといけないんですよね。これ、とてもむずかしい https://t.co/qje5rVkv0F
— 堀 正岳 「ライフハック大全」5刷 (@mehori) 2018年4月15日
以前から考えているのだが、ネット広告のうち「PVさえ回ればいい仕組み」で運営されていて、実際の広告価値につながっていないものの割合は、非常に高いのではないか。そういう仕組みに負け、コンテンツを「作っている」ウェブは、ウォールドガーデンモデルやネイティブアドに移行している。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年4月15日
その辺のきちんとした比率や構造の功罪分析した記事はあんまり見かけない。(見落としはある可能性大)
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年4月15日
食うための仕事を無視して長期取材・リサーチができるなら、自分でやりたいとは思うのだが。(本当はやらないといけないんだ)
おっしゃる通りで、そうした「広告を回すための広告」が、広告やそこに紐付くコンテンツの価値を落としているわけですが、「回す」ことがビジネス化したため、止まらない構造になっているな、と。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年4月15日
ここ数日例の不法サイト関連でコンテンツビジネスに関する論議を多分にツイッターのタイムライン上で見かけて、自分の頭の中のもやもやとか、その発想は無かったわとか、ああそういう考えもありだよね的な、考えを整理する上で有益なパーツと成り得る話が色々と出ているので、拾えるものをいくつかまとめてシュリンク状態に。トリガーとなったのは、数万冊の本を売るのと、数千だか数百の有料コンテンツ定期購読者を抱えるのとでは、作家が支えられる状態は同じかも、という話。
結局はパトロンのみじん切りみたいなものだし、指摘されている通り薄いファンってのはすぐに他にシフトして離れてしまうもの。自分自身が熱狂している作品以外をどのように扱っているのかを思い返せば、すぐに理解できる。
他方、コンテンツビジネス周りの問題としてページビュー(PV)さえ回ればなんとかなるかもかもって構図が、広告主への貢献に寄与していないとか言う問題もある。ただ実のところこれはずっと前から論議されていた話で「表示だけでも告知宣伝効果があるのは事実で、それを否定するとラジオやテレビ、新聞広告が否定されてしまう」「成功報酬方式のみにするとタダで広告表示をさせたことになるし、報酬を与える側がインチキをする可能性がある(そして実際になされている事例が出ている)」なんていうやり取りがあり、現状のPV主導という形になっているのが実情。
日本レコード協会の資料を見てたら、有料音楽配信は2009年という妙なところにピークがあったらしい。今はサブスクリプションが伸びてるけど1曲ずつ売ってた頃には届いてないようだhttps://t.co/VS14qufzL5 pic.twitter.com/0q9HuOuct1
— 柞刈湯葉(イスカリユバ) (@yubais) 2018年4月15日
そんでもって音楽ライブの方は2007年以降ずっと伸びてて2015年時点で3400億円、有料配信よりも1桁多いなhttps://t.co/h9IuPCzW9q pic.twitter.com/5KHiy3wCE8
— 柞刈湯葉(イスカリユバ) (@yubais) 2018年4月15日
どうも「出版業界は音楽業界を見習ってこういう売り方をすべき」と言ってる人を見ると、音楽にはライブという収入源があることを無視している感があるんだよな
— 柞刈湯葉(イスカリユバ) (@yubais) 2018年4月15日
やはり作家もライブ執筆をやるしかないのか......
— 柞刈湯葉(イスカリユバ) (@yubais) 2018年4月15日
コンテンツ制作者もライブをすべきでは、生け作り的なものはどうかという話。発想の一つとしては面白いのだけど、音楽はその場で完成品を即時楽しめるというのに対し、コンテンツでは作る過程しか楽しめない、その場で完成品を堪能できるわけでは無いし、完成品を見たところでそれがコンテンツのすべての楽しみでは無い......うーん、説明が難しい、ともあれ、音楽視聴とは別のベクトルなので、同じ手法は使えないような。
サイン会とか購入特典とかが方向性としては近いのかなあ、という気がする。ただ、音楽のライブで得られる効用を、コンテンツ制作者がどのようにライブ感で提供するのか、ちょいと難しい。まぁ、有名どころになればトークショーとかがあるのかな。一部の声優さんの今の売り方とかも参考になるかも。
noteは、漫画家さんよりも、情報系のほうがよく売れるんだよなぁ......。
— 塩谷 舞(milieu編集長) (@ciotan) 2018年4月15日
作品そのものを500円で売るよりも、「漫画の描き方・売り方を2000円で売る」とか「漫画に関われる権利を1万円で売る」という副収入的なほうが、今のところは現実的なのかも。 https://t.co/caDLn4xXTI
ここから漫画家の待遇がよくなるとはとても思えないので、やはり作家各々が自分に合った稼ぎ方(ブログによる広告収入、企業からの仕事、同人誌など)を見つけていくしかないんじゃないかなと思ってます。 https://t.co/ehMdtk3WxX
— 横山了一@戦国コミケ2巻 4/27発売 (@yokoyama_bancho) 2018年4月15日
noteのニッチとしては、ツイッター感覚で自分で編集できるマガジン、なのですよね。
— 碌星らせん (@dddrill) 2018年4月15日
なので、単体で売るより値段をある程度揃えて「5マガジン購読して1000円ちょい」みたいなパック出すとかとか、或いは「のチョイスした購読セット」みたいなキュレーションを充実させるのがよいのでと思う。
「本が売れない」、わりと収納の問題もある気がするので、冗談抜きにまず本棚を売りつけるべきではないか
— 碌星らせん (@dddrill) 2018年4月15日
毎月500円の課金を3500人がよしとできる作家って10万部クラスじゃなくて50万部や100万部ちゃうかなあ・・・
— ざらぶ (@zarabu01) 2018年4月15日
自分が毎月500円課金できるのはどういうコンテンツか、と考えると結構リアルなハードルが浮かぶかもしれません。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年4月15日
一人の作家が供給できるコンテンツ量考えると僕なら月500は出しませんねえ...雑誌は雑誌だからあの価格なんですし
— ざらぶ (@zarabu01) 2018年4月15日
提供する方は自分一人を考えればよいのですが、提供を受ける側は欲しいと思った作家先生の人数×500円となりますので...スマホアプリのようにプレイする時間が無い云々は別にしても、コストの面で難しくなりますね。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年4月15日
現実的じゃないですよねえ・・・お小遣い考えたらまあ多くて4~5人?の作家専属のファンになれって感じになっちゃいますし
— ざらぶ (@zarabu01) 2018年4月15日
ある意味、AKB商法的なビジネスモデルが、一つの結論になってしまうわけですね。ただコミックも含めた絵系コンテンツはネットの使い方も併せ、色々な選択肢を作ることができ、人によって最適解なものを選り好みできるような状況を作ることは可能だと思います。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年4月15日
AKBは個人にファンがついてますが、総体としてみると「集団」だから継続的にファンが多数維持できてるので個人アイドルでファンクラブだけで食っていくと考えると相当厳しいかなーと思ったり思わなかったりします。
— ざらぶ (@zarabu01) 2018年4月15日
ですねえ。。。娯楽も情報源も少ない、前世紀のアイドルならともかく。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年4月15日
しかも半年とか一年限定では無く、半永続的な前提ですから......かなり難しいですよね。無論、新規参入と脱退による新陳代謝もありますけれど。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年4月15日
ただそれは同時に、ネット界隈全般にいえることですが、ハードルが低くなるわけで、二極化が進む可能性も否定はできません。この辺をどうするかは、知恵モノが頭を絞る必要がある...と思います。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年4月15日
本棚そのものを売りつけるのはともかく、コンテンツ課金システムのnoteなどは指摘されている通り、方向性がちょいと難しいかもしれない。チョイスしたキュレーション云々ってのはかつてアマゾンのアソシエイツプログラムの料率が高かった時に、購読系サイトで結構あったよね。あれが思いっきり下がって、コストパフォーマンスが崩壊したので多分に滅んでしまったのが残念だったりする。
他方、コンテンツを作り提供し支えてもらう側では無く、消費し対価を支払う側から考えて見ると、500円/月だとしても何人を支えられるのか、支えようと考えるのかって想定すると、超ハードルが高かったりするのも事実。そういうことをする可処分所得はすでにスマホのアプリに投入されていたりするからねえ。
まぁ、色々な人が試行錯誤して多様な仕組みを作り、それぞれのパターンでベストな道を選べるような状況にしていく必要はあるのだろう。そういう過渡期に来ていることは間違いない。
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