"恩師の杉本先生にかつて聞いた言葉を今もよく覚えています。世界一の研究をするには2つ方法がある。それは、世界一頭をよくするか、世界で誰もやったことがないことをやるかだ、と。私は1から10を作るよりも、0から1を作るほうが好きなんです。"
— 稲見昌彦 Masahiko Inami (@drinami) 2018年4月24日
僕もさきがけアドバイザーの安浦寛人先生から「分野のなかで一番を目指すのも良いが、新たな分野を作り広めることこそ大切」と薫陶を受けた。伊藤先生や安浦先生のお言葉は今でも人生の道標にしている
— 稲見昌彦 Masahiko Inami (@drinami) 2018年4月24日
すでにある道筋をたどって走り抜け最前列まで並びトップにつくこと。難しいことではあるけど、自分の走りに確証が持てるのでその点は安心できる。走ってみたけど行き止まりだったとか偽の道案内に騙されていたとかいうリスクはまずないからね(実は道を走っていた人みんなが騙されていたってこともあるけど)。
一方で誰も走っていない、何人かはいるけど道そのものが出来ていない場所を走り、トップに立つという方法も「トップにつく」ための手立てとしては存在する。鶏口牛後という表現はちょいと違うかもしれないけど、ともあれ、オンリーワンなり未開の地を走り抜ければ、同時にそれが一番になる。
どちらがよくてどちらが悪いってことじゃない。方法論として色々な考え方があり、皆についていくだけでは無いということ。当然「世界で誰もやったことがないことをやる」ってのはとても難しいことだし、「誰もやったことがない」が実は似たような事を複数の人がやっているのかもしれない。ただ、ライバルが少ないからといって、それがダメだと諦めるのはもったいないどころか、逆にトップに付けるかもしれないという発想法もあり。
「みんながこうやってるのに自分はこちら、これでいいのかな」と思うことがあっても、自分が正しいと思っていることをしているのなら、それが法的、倫理的に反していない限りは突き進むべし、というところかしらね。
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