昨日から「先進国では過去の病気とも言われる麻疹」というツイートが公式RTで何度もTLに流れて来るんですが、今年に入って「フランスで1,346人、イタリアで411人」も患者が出てるようなんですが... 2018年04月20日更新 麻しんの流行状況 -ヨーロッパ:厚生労働省検疫所 https://t.co/WaQv98vJgx
— JSF(本人確認は外部サイトのリンク参照) (@rockfish31) 2018年4月29日
当方は医療従事者では無いので麻疹の感染リスクや対処方法、疑いがあった場合の対応方法に関しては現時点ではノータッチということで、ちょいと調べる機会があった現状の確認データを。そういや確かに「過去の病気」云々ってあるけど、完全に撲滅されているわけじゃあないのだよなあ、ということで厚労省検疫所のお話が。
麻しんについて(厚労省) https://t.co/9HekwDyia7 「南北アメリカ(輸入例とその関連)と多くの中東、ヨーロッパ諸国は、年間数例から2桁までの非常に少ない報告数にとどまっています」 pic.twitter.com/1ck29nP9xh
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年4月29日
Measles and Rubella Surveillance Data(WHO) https://t.co/Y3CvLljboY こちらの方がデータとしては新しいのです。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年4月29日
ちなみにMeaslesは麻疹、Rubellaは風疹。過去一年間の報告数ではインドがトップの5万1626件、ナイジェリアの1万0391件。対人口比ではリベリアの225.63件(対10万人比)がトップ。ガボンの199.01件、ギリシャの165.51件。 pic.twitter.com/um1Q6Ye6JC
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年4月29日
最新の対人口10万人比。 pic.twitter.com/FahzHBjN01
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年4月29日
2018年内の4月16日までにおける麻疹疑いの報告数。インドが断トツで8510件。 pic.twitter.com/bHwzLdILCc
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年4月29日
で、せっかくなので厚労省のデータ、さらにはそこからWHOのセミリアルタイムのデータを。先進国でもそれなりに感染疑い報告がなされているのだなということとか、それでも対人口比で見ればやはりそれなりに少ないし、新興国の方が比率は大きめになっているので医療技術の浸透は大きな意義があるのだなということを再確認。
最近では狂犬病関連で反ワクチン界隈や報道が色々と騒いでいるけど、自我のちょっとした充足とか自己満足のために、社会全体に悪影響を及ぼす行為ってのは、社会生活を営む存在としては失格ではないのかなと思う今日この頃ではある。中にはそれを生業としている人もいるからタチが悪いのだけどね。
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