4月生まれの背伸び感と「ほめると伸びる」

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日本は4月で年度替わりをするため、教育課程では4月生まれの人は最大で1年近く他の人よりも早く生まれたことになる。それだけ長い期間、他人よりも早く世に生まれて生活をしてきたのだから。大人になってからの1年近くはさほど違いは生じないけれど、子供の時の1年近くは結構大きなものとなる。

結果としてどうしても、4月生まれの人の方が、体力やら学力で優れた相対位置を手に入れることになる。これは確率論としては間違いないけど、統計的にその通りの結果が出ているか否かについては、まだ未検証なので精査をする必要がある(小学生で何月生まれ毎に成績のデータなんてあるのかしら)。

それとは別に、その生まれ月によって生じる差異が評価につながり、評価は自信につながり、経験値も上乗せされる。結果としてますます伸びていく、飛躍していくってのは面白い話ではあるし、納得がいく。子供に得意なことを見つけさせる、自信をつけさせるってのはこういうことなのね、という理解ができる。

ってことは年度替わりが9月の欧米では、9月生まれにスポーツ選手などが多いとかってことになるのかな。その辺も併せ、統計の上で色々と面白い検証ができそうではある。

まぁ、「褒めたら伸びる」は一歩間違えると色々と悲劇を生むパターンでもあるのだけど。参考にしたい話には違いない。

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このページは、不破雷蔵が2018年5月24日 07:18に書いた記事です。

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