クラウドソーシングとか最近流行ってますが、単価が安くて驚きます。低賃金の素人ライターによると思われる低品質記事がネットに溢れていますね。
— れどちゃび (@redchubby) 2018年5月7日
労働力を低く見積もりすぎる人たちで溢れているので、最初から近づかないのが吉ですね...。
— jiji (@traductricemtl) 2018年5月7日
大元のネタとしては「最近の日本はダメダメだ」的なものがあり、その理由として単価が安くデフレ状態だから云々とあったのだけど、それを語っているのが、そのデフレ状態に加担している某クラウド系人材サービスの最高経営責任者だったというオチから。
クラウドという仕組みそのものを否定するわけじゃないけど、半ば以上悪用して人的リソースの買い叩きが生じているのは否めない。結果としてライティング部門では指摘の通り、質的にべたべたな記事が以下略。よい例が先日のDeNAのWelq問題に始まる以下略以下略。
あのタイプの記事って、その方面に詳しい人が目を通せば、それこそワードサラダと紙一重だったりするんだよね。ぶっちゃけると大昔からその類のものってのは一定率で存在しているのだけど、量産化され比率が上がっている感じはある。
ぱっと見ではそれっぽい感じになるので、低コストでそれなりに見えるものを作るのには適しているのだけど、すぐに中身のほどが暴露されてしまうのがオチ。けれど次から次へと作り続けていれば、使い捨ての形でそろばん勘定があってしまうから困りもの。真面目にリソースを投入して書いた記事が蔑ろにされてしまうという、困った状態がそこかしこで生じている。
ただ、個人的にはその辺の品質の記事は、遠くないうちにAIに取って代わられると予測している。今でもネタ的に出ている、なんとかメーカーの大発展版みたいな感じ。あるいはすでに経済指標関連やプロスポーツの結果記事では導入されている、AI記事の領域拡大版。それが個人ベースに降りてくるのも時間の問題。
そして、その類のツールを、そのレベルの商品しか出荷できないクラウド系のところとかに卸したらどうなるのだろうか、とアレなことを考えたりする。AIで作ったのと同じような品質でいいってのなら、AIに仕事を任せちゃえ、というインチキ技。実はすでにあちこちで生じている事案なのかもしれないなぁ。
こうなってくるとますます書き手自身の履歴や、記名記事であるか否かが重要になってくる気がする。一番困るのは新聞やテレビなどの既存メディアだろうけどね。海外はともかく、日本はいまだに無記名で通すのが多いからさ。
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