苦労はもう買ってでもするなんて必要はないと思うけど、「人がまだあんまりやってない体験」は、金でなんとかなるんならやっといた方がいい。旅行行けとかガジェット買えとかいうのはそういうこと。20万とか50万ならともかく、2万・5万なら悩むだけもったいない。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年5月5日
以前もちらりと触れたかもしれないけど、ことわざ的なお話として「苦労は買ってでもしろ」というものは、実のところ今では真逆の内容だったりする。自分の苦労を相手に擦り付けたいための大義名分だったり、理不尽な負担を強要させるためのおぜん立てだったり。その苦労で将来何倍にもリターンがくるものであれば話は別だけど、「苦労は買ってでもしろ」と語る人のどれほどが、それを前提に話をしているのか。
他方、自分も含めて人がまだあまりしていない、未踏の領域的な体験は、お金でアプローチできるのならばやっておいた方がいい。将来できなくなるかもしれないし、逆に多くの人に注目されるような領域となった時に、自分が先駆者となり、お金では買えないアドバンテージを得られるかもしれない。そして自分自身の道を見つけられるかもしれない。
これはマジ。面白い物を作る人って凄く色んな「体験」をしていて、それを既知の何かと組み合わせて「アレでコレやったらおもしろいんじゃね?」みたいなのをぽいぽい思い付いて形にしてってるわけ。その発想に至るには何かで読んだ「知識」じゃなくて、心で感じた「体験」である必要があるんだよね。 https://t.co/L6Q2kBH1XE
— Unity仙人 (@lucifuges) 2018年5月5日
知識もそうなんだけど、体験によって得られた情報・経験ってのは、自分のパーツとなる。パーツだけでは何の意味もないけど、既知のパーツと組み合わせることで、新たな造形ができる可能性がある。情報の紐づけによって、新たなアイディアが浮かぶ可能性が出てくる。知識だけでも不可能じゃないんだけど、体験の方が脳内での組み合わせは容易にできるのだよね。多数の自分の器官で情報を得ているので、紐づけをする時のフックの数が多くなるから。
そういう意味では、お金の若年層離れってのは、ホント、ダメージが大きいのだよね、色々な意味で。
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