CESでのブース認証は、十数年前には磁気カードだった。それが一瞬Palmなどに外付けする機器でのバーコード読み取りになり、QRになり、NFCになり、最近またQRコードに戻った。背景にあるのは、スマホの進化で読み取り速度と精度が上がったこと、コストが劇的に下がったことが要因。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年5月6日
同じ技術でも背景となる別の技術が変わると、また使われ方は変わる。QRコードって、まさにそういう流れを汲んでいる。もちろん、AにはAに向いた話・BにはBに相応しい用途というものがある。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年5月6日
......って話は、今年の1月のCESでもしている。
QRコードは、中国での花開き方が凄いですよね。でも、本当にそれが特定の用途でブレイクするかどうかは結果論でないと分からなくて、だからこそ継続的により良い物を更新、提供し続けていくしかないのかなと。 https://t.co/aJExQ1CeFR
— あるしおうね (@AmadeusSVX) 2018年5月6日
多数の四角形を模様のように配してテキストデータを組み込ませた絵柄で、それをデジカメなどで撮影するとデータが復元される。雑誌の投稿ページURLを指定する時によく使っている手法で、絵柄そのものの生成は無料サービスで誰でも作ることができる。スマホが普及した現在では、気軽に紙などのプリントデータとネットをリンクする方法として知られている。
昔はガラケーの精度の問題とか読み取り速度の問題、コストの問題などもあったけど、それらの技術革新でハードルがもりもり下がり、他のライバルよりも気軽に使いやすくなって、普及するようになった。まぁ、すべてがすべてというわけじゃなく、ケースバイケースというか、使いやすい場所が出てきたということかな、と。
技術方面では特に、作った時点で何が将来高需要となるのか、組み合わせによって素晴らしいものに昇華するのかは分からない。なので、指摘されている通り結果論でもあるのだけど、継続は力なり、なのだなあ、と。選択肢を残しておけば、その選択肢と組み合わせることで、新たな道が開ける場合もある。
数年前はアレだった技術が、他の要因(主にパフォーマンスの向上とか低価格化)で全然違うレベルに変わる、という話は多数ある。画像認識系から連なる技術は、いまその波のまっただ中にあると思っている。これからは、「そんなん実用的じゃない」と思ってたものが、いきなり第一線に出てくる例多数。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年5月6日
チャールズ・バベッジの階差機関が良い例かな、と。そこまでオーバーじゃなくても、環境が変われば別物のような働きを示すってのは山ほどあるし、考え出された当時は存在すらしていなかった要素との組み合わせによって、化学反応的なものを生じる場合だってありうるのだよね。
だからこそ、継続は力なり、なのだ。無論、それをいつでも紐づけできるように、多くの人に知っておいてもらう必要はあるのだけど。
ファミコンのロムカセットとかがわかりやすいのでは
カセットは容量の割にかさばる!ディスクにする!(GC PS等)
↓
ディスク読み取り機がかさばって携帯できない!カセットにする!(スイッチ)
みたいな