昨日「やばたにえん」の派生で「つらたにえん」があることを知り、ついった検索したら更に「つらたにえんのむりちゃづけ」があることを知った。深い...(わからん
— かたくりこ@(@katakurik0) 2018年5月4日
『やばたにえん』『つらたにえん』『つらたにえんのむりちゃづけ』という一連の言い回し、江戸時代より連綿と受け継がれた「地口」という日本語の文化であると知り、ギャル語も日本文化の最先端かつ延長線上であるなあと思うのであった......(*'ω' *)恐れ入谷の鬼子母神 pic.twitter.com/lpO1Rs5Rdw
— まさぷ (@masa_pu) 2018年5月5日
ここ数日ネット界隈で「やばたにえん」「つらたにえん」なる言葉がバズっていて、それに合わせたイメージカットもかなりの数が登場している。意味合いとしてはヤバい状態とかツライ状態に、永谷園という語呂の良い社名を合わせ、少しでも雰囲気的に和らげようとしているとか、単なるシャレのような感じにしようとしているとか。
いわゆるギャル語の一種のようなんだけど、口頭で語られることがほとんどのギャル語ってのは、LINE上でやりとりされることは多々あっても、それがネット上で使われることは実のところさほど多く無く、結果として検索上に出てくることもあまり無いので、ある意味貴重なデータではあったりする。
地口 https://t.co/zCcQJzRuA5 「言葉遊びの一種で『洒落』とほぼ同じ意味を持ち、現代では卑下された駄洒落と同じ意味の言葉と考える者も多い」。あたり前田のクラッカーとか、ナスがママならキュウリはパパだとか。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年5月7日
ちなみに「やばたにえん」とか「つらたにえん」はすでに2016年時点で使われているのが確認できるのであります。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年5月7日
2016年「ギャル流行語大賞」発表 いくつ知ってる? https://t.co/3ng5nyq6KA pic.twitter.com/XGZHdp7ApF
「ギャル流行語」というけど中年層のダジャレとさほど変わりないというのが当方の感想であります。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年5月7日
そして「地口」って言い回しは初めて知った。要は語呂を合わせたシャレ、ダジャレのようなものを指したもので、今件の「やばたにえん」「つらたにえん」「つらたにえんのむりちゃづけ」もそんな感じ。最近のあれこれではなく、昔からこの類の手法はあって、たまたま「やばたにえん」「つらたにえん」「つらたにえんのむりちゃづけ」は最近生まれたもののようだ...けど、何か意図的に流行らせるために勝手に創造されたものじゃないかと思って検索したら、少なくとも2016年のギャル流行語としてはすでに存在していたようだ。
意義があるのか否かはまた別の話だけど。こういう類のものは何らかの体系化をした上で保存しておかないと、あっという間に「そんなものもあったっけかな」というレベルで風化してしまうのだよね。
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