ワクチンの論文は撤回されてない!
— Isseki Nagae/永江一石 (@Isseki3) 2018年5月13日
されたのはワクチン薬害の論文!!
HPVワクチンの論文撤回 英科学誌「不適切な方法」:朝日新聞デジタル https://t.co/KgAJioqsf6
『朝日新聞のワクチン薬害論文撤回報道に非難殺到 記事タイトルに「不適切な題名」』的なhttps://t.co/eMff8XdYNo
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年5月14日
先日第一報を該当の朝日新聞記事で見た時には猛烈な違和感があったのだけど、また朝日かということで中身は見ずにスルー。で、色々と指摘がされているのを確認し、その違和感が確証となったという次第。タイトルと実態がまった真逆に読めるってのはどういうことだ。
文字数云々以前の問題で、記者の勘違いやら意図的な錯誤誘導のものやらはともかく、これが編集・校正チェックを通ってしまうのはどういうことだろう......ってこれ、ウェブの限りでは無記名記事なんだよねえ。
誤解釈を広めるように意図的にこの題名にしたのか、それとも何も他意が無くこうなったのか。前者なら朝日新聞の正体見たりだし、後者なら報道としての質がここまで劣化している証ではある。文章量の問題からタイトルが簡易的なものになるのは仕方が無い。しかしながらその中でも、本旨と意図が違えるもの、ましてや事実から外れた誤解釈を与えるものは、記事として失格。あるいはイエロージャーナリズムの如く「目を引きつけるから」との理由でなら、最低というまでの話。
ウェブ系の記事では特に「目を留めてもらえるように、印象深いタイトルを」とのお話が多々ある。けれど、事実から違えた内容を書いてよいという免罪符にはならないのだよね。
Web記事のタイトルってざっくり二分化していて、
— 加藤AZUKI@「忌」怖い話Echo怪談 (@azukiglg) 2018年5月14日
1)50~100字近く消費、印象の誘導、読者の興味を惹く文章になっているもの
2)単語を分解して日本語ではない文法(語順)で短く書いた結果、ミスリードに繋がるもの
(1)は所謂Webマガ、2chの系譜。
(2)は携帯電話向けニュースを流し始めた頃からの新聞社
日本語は、まず主語が文頭にあって、
— 加藤AZUKI@「忌」怖い話Echo怪談 (@azukiglg) 2018年5月14日
「誰が」どうした――
という、行為者を明示してから内容に移るんだけど、
商業報道系のタイトル(見出し)って、動詞や行為を冒頭に置く英文の文法に乗っかってるのが多くて、
「どうした」――誰が
という順番になってんの。
そういやそうか。 QT @fwbc1965_3: @azukiglg 英文も主語が先頭では?主語を後に置くことで不明確にし、行為を強調することで、読み手を(混乱させ)引きつける手法ではないかと考えます。
— 加藤AZUKI@「忌」怖い話Echo怪談 (@azukiglg) 2018年5月14日
しかし、冒頭に主語を置いた挙げ句、文字数が足りなくなったのか「誰が主体的行為者なのかが分からぬ(`・ω・´;)」っていう見出しが多くて、あれがミスリードの原因になってる感強いっすね。@fwbc1965_3
— 加藤AZUKI@「忌」怖い話Echo怪談 (@azukiglg) 2018年5月14日
今件は題名が誤解釈どころか真逆の解釈の方が真っ当にできてしまうので、混乱させ引きつける云々のレベルを超えているのだけど。そして本文もよく読むと、さらに題名があのような形になった真意がすけて見えるのだけど。新聞社の品質とか意図というのがどこまで奈落モードになっているのか、それがよく分かるお話ではある。無記名記事だから、朝日新聞全体の大意、本意という認識でいいのだろうし、ねえ。
そして少し前まであちこちで大声を上げていたファクトチェックに関わる組織とか関係方面は、相変わらずおダンマリではある。まぁ、そういうことなのだろう。
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