スマホの広告は注意書きなどを見落としやすい

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「今なら無料」「特割プラン」など、企業が広告で商品の安さや効果を強調する際に示す注意書き(打ち消し表示)。消費者庁が、実在のスマートフォン広告に近いサンプルを使って調べたところ、最大94.3%の消費者が打ち消し表示を見落としていた。消費者庁は事業者に対し、強調と打ち消しが同時に認識できる表示を求めるとともに、消費者に対しては「無料、おトクといった内容が印象に残った時は、他に制約条件がないか注意する習慣をつけてほしい」と呼びかけている。

昔からよく言われてきた、だまし討ち的なウェブ広告には注意しましょうというお話。宣伝手法の一つだから何も悪い事はしていないというのが広告業者側の言い分なんだけど、正直なところ詐称とか錯誤誘導と何一つ変わらないというかグレーゾーン的なものに違いは無い。

で、以前から何度か言及しているのだけど、パソコンと違ってスマートフォンの場合、表示画面面積が限定されていることに加え、インターフェイスが使いづらい、特定領域を見るのに注力されているので、全体像を認識し難いってのがあるのだよね。


実際に今回消費者庁から発表された調査結果とそのデータの一部。スマホ利用者の少なからずが、悪質な広告業者の思惑にのる形で、ぱっと見の部分のみを見据えてしまったり、注意書きまで読まずにクリックしてしまう。

人間の本質的にそういう構造をしているところもあるので仕方が無いといえばそれまでなのだけど。スマートフォンは画面が小さいので、全体像を見渡しにくいから仕方が無い部分もあるのだけど。騙されやすい本質を悪用した手法には違いなく。注意喚起をされている以上、しっかりと注意をした上で操作をすべきではあるのだな。

これは広告に限らず、ソーシャルメディアでのレスとかリツイートとかもまた然りではある。

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このページは、不破雷蔵が2018年5月17日 06:43に書いた記事です。

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