米ホールフーズ、アマゾン有料会員向け割引を開始(写真=ロイター):日本経済新聞 https://t.co/zdDvLgYJ7w
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年5月17日
日本ではまだあまりピンとこないお話で、それもそのはず、アマゾンか傘下に収めたスーパーホールフーズ・マーケットってのは日本には無いからね。もっとも、規模としては随分と大きなもので、アマゾンの決算短信にも影響が結構出てて、それ関係の記事でも言及した記憶がある。
で、お話としては、アマゾンのプライム会員の年会費を上げたことで会員数が減るのは困るから特典を増やそう、その特典の一つとして傘下の実スーパーの割引も受けられるようになるよ、というまでの話。シンプルだけど、面白い。実店舗を持っている強みが出ている。
まぁ、似たような話は例えば、トイザらスオンラインに登録しておくと、そこから発行されるクーポンを実店舗でも使えるようになる、という感じかな。ただ今件は有料サービスを使っていると得られる特典ってことだから、もう少しハードルは高い。
極論として、アマゾンのオンライン上のサービスを滅多に使わない人でも、ホールフーズ・マーケットを使っている人ならば、プライム会員に登録する意義はあるかもしれない、そう思わせる値引きではある。年間119ドルだから月あたり10ドル。ホールフーズ・マーケットの使い方次第では、その何倍もお得になるからね。アマゾン側から見たら、ホールフーズ・マーケットでの売上も結局自社に入るまでの話なので、身内での損得勘定になるから何の問題も無い。
例えば日本でもウォルマートが専用のオンライン有料ウェブサービスを始めて、西友での割引もしてもらえるよ、という話になるのだろうか......例えとしては合っているけど、現実性を考えると少々難しいな、これは。
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