日本でも音楽配信でストリーミングがダウンロードを超えた

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日本レコード協会(RIAJ)は、2018年第1四半期(1月~3月)の音楽配信売上実績を発表した。音楽配信売上は、前年同期比113%の161億円。音楽配信売上金額におけるストリーミングのシェアが49%となり、ダウンロードを超えた。

あくまでも2018年の第1四半期のみの話で、年次ベースではまだなんだけど、今後何かイレギュラーな事態が生じない限り再びダウンロードが盛り上がるってのは考えにくいので、このシェア動向は次の四半期以降も続くのだろうから、年次でも同じような結果が出るのだろう。

米国ではすでに2017年時点で楽曲方面ではストリーミングがダウンロードの売上を超えていたけど、日本でもこの四半期で同じような状態となったわけだ。何か特段変わった状況に転じたってわけでは無いけど、確実に転換点となったことに違いは無い。


他方指摘されている通り、楽曲系のビジネス周りは国によって事情が大きく異なるので、これをもって日本は遅れている云々という話では無いので、気をつけて。ビジネスの形が違えば、同じ視点で見た時に異なる結果が出るのは当たり前の話。日本でスマホの浸透が遅れたのは、海外と比べて従来型携帯電話が進化しすぎてマルチメディアフォンとして普及してしまったので、その分のステップがスマホへの遠回りになってしまったってのと似ている。

まぁ、遅い早いは別として。日本でも今後さらに楽曲方面ではストリーミングの浸透が進むのだろうなあ、と。

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このページは、不破雷蔵が2018年5月22日 07:10に書いた記事です。

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