ホテルで働いていた時、稼働率重視で安くしてたら値段ありきの客が沢山やってきてクレーマー率がマジで異常だった。
— Miagi (@Miagi1552) 2018年5月28日
稼働率より客単価を上げる方針にしたら全く来なくなり平穏を取り戻したので安さ重視は安い客で間違いないという教訓が今でも生きてる。
この類の話をする時には「そういうこともある」「可能性の一つとしてのもので、すべてに当てはまるわけでは無い」「そういうものを卑下しているわけではない」という但し書きをした上で、となる。
で、説明にある通り、状況や環境によるのだけど、高稼働率で回転率を上げればよいとばかりに低価格で商品サービスを提供していたら、リスクがどんと跳ね上がり、現場の消耗も並大抵のものでは無かった、と。そして客単価を上げたら客の質もあがったというもの。要は客の利用ハードルを価格設定で下げると、客の質そのものも下がってしまうというお話。
まぁ、低価格帯を利用するお客が得てして客そのものの質としても低いってわけでは無いけど、確率論的にはそういう話は多分にあるだろう(この辺、しっかりとした統計ってどこかにないかなあ)。マクドナルドの前世紀の戦略での大失敗はよく聞く話だ。また、この客単価の引き下げに伴う客そのものの質の低下がクリアできるような業種、商品ならば、あえて稼働率を上げる戦略もありだと思う。ただ、商品の技術的なレベルが上がり、人件費も上昇している昨今では、そのハードルは随分と上がっているはず。
何回か書いているけれど、これは本当にそうだと思う。この値段以下では一切承りませんという方針で暮らすようにしたら、無理な日程、礼を失した対応、トンデモ仕様、頓珍漢な修正といったトホホ事案が皆無になって、こちらをプロフェッショナルとして見てくださる方だけが残り、仕事が楽になった。
— 葛葉(レオポン㌠のフレンズ) (@Cuznoha) 2018年5月29日
高単価の人間になるには、的な話題をたまに見かける。「なる」や「上げる」を目指すと、果てしない道程に心が折れそうになるし、常に「余所様はどうなのか」を気にして暮らすようになる。自分が楽しくお仕事できる水準を自分で勝手に決めて、それに従うと楽だと感じている。自分の心の声に従う。
— 葛葉(レオポン㌠のフレンズ) (@Cuznoha) 2018年5月29日
個人事業ではこの類の「低リターンは極力パス。結局、リターン以外の点でも消耗する」という話はよく聞く。仕事の依頼で「宣伝になるからこの低価格で」というのは、宣伝になるぐらいの媒体力を持つところなら、最初からそういうケチなことはしないっていう話とも通じるところ。
費用対効果を計算して容易に妥協しないのがいいのか、とにかく安いものでも稼働率を上げるべく受け入れるべきなのか。これは厳密にはA/Bテストなりをしないとどちらが良いかは判断はできないのだけど、それが出来ないのなら自分の信念でガイドラインを定めで、それに従うのが一番気が楽ではあるのだろうな。
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