VRと現実世界と

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VRネタが続くのは偶然だぞ、というネタ振りはともかくとして。VRで落語をやるってのは面白い。噺家側は観客の反応に併せてアドリブでちょいとした反応をしてみるってのもできるし、客側は距離を気にせずその場に出席して堪能することができる。また、反応云々を気にしなければ落語の動向をデータ化して、それこそ映画のように何度でも繰り返し楽しむこともできる。

また、データ化したものであるということならば、リアルな落語なら不可能なエフェクトなども色々とできるだろう。ただそれが、落語と言ってよいのか否かはまた別だけど。単にVR落語とかいう名前にしちゃってもいいのかな。

ともかく、この発想は面白いし、色々と応用が出来そうな気がする。また、元々落語ってVRみたいなものではとの指摘もあるし、その考えもありということを考えると、落語とVRって相性が良い気もする。


もう一つ、VRの話。単に映像を視聴するだけならともかく、自分の挙動を何らかの形で反映させるような楽しみ方をする場合、その動きが安全にできるだけのスペースを用意する必要がある。すると、人によってはお掃除が欠かせない。結果としてVRをするようになると、お掃除の頻度が上がるという効用が生じてしまう。

これって指摘されている通り、ルンバを購入するとルンバがちゃんと動作するように、掃除をこまめにしなきゃならなくなるという話に似ている。自分が好きなもの、優先順位が高いもののためなら、これまで忌避していた行為も積極性を見せるようになるってことだな。ある意味、ポジティブな副作用とでも表現すればいいのだろうか。

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このページは、不破雷蔵が2018年5月20日 07:37に書いた記事です。

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