ハードディスクをクラッシュさせる音響攻撃「ブルーノート」という話

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セキュリティ企業のESETは、ハードディスク搭載PCをクラッシュさせる音響攻撃「ブルーノート」に関して注意を呼びかけた。PCのスピーカやPCの近くに置かれたスピーカからある種の音を流すだけで、PCを使用不能な状態に陥れられるという。なお、攻撃を受けるのはハードディスクなので、SSDのみを搭載しているPCはクラッシュしない。

ソフトウェアレベルのトラブルでハードレベルのダメージを与えるというのは、一見すると何だか無茶ぶりのようにも思えるけど、昨今では十分にあり得るお話となりつつある。今件はそのようなレベルのお話となるのかな、と。

詳しくは引用先で確認してほしいけど、物理的な挙動部分があるハードディスクに大音響で振動を与えてその振動でハードディスクの可動部分を物理的にトラブらせるというもの。論理的には不可能では無いし、想定は容易だったりする。音も結局振動に違いなく。地震を起こさせるようなものだから。

ただ今件で注意が必要なのは、今回発表されたお話の限りでは100dbを上回る大音量をハードディスクのそばで出す必要があるということ。具体的にどの程度の音量がどの位の時間必要なのかは書かれていないけど。昨今の資料ではパチンコ店内やゲームセンター店内が80~90dB、飛行機の機内が80dBとのこと。古い資料だと100dbは電車が通る時のガード下。それが一定時間ハードディスクの近辺で発せられ続けるってのは、意図的に行わない限り想定はちょいと難しい。


一応こういう話もある。パソコンのそばにスピーカーを置いている人は多いだろうから、論理的には不可能では無い。ただ、サーバールームにスピーカーがあるってのはあまり想定がし難い感はある。まぁ、備えあれば憂いなし、注意喚起ってことで。

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このページは、不破雷蔵が2018年6月 1日 06:45に書いた記事です。

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