中身が見える缶詰という発想の転換

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三井食品は上蓋に透明プラスチックフィルムを使ったラトビア産オイルサーディン缶詰「ヤンノキッチン」を8月中旬から発売する。粒揃いで固形量の多い中身の魅力を視覚的にアピールして消費者を引きつける。

北欧ではすでに普及しているという、透明のフィルムを用いたフタの缶詰。中身をはっきりと購入検討層に見せて、その内容をもアピール材料にしようというもの。まぁ、缶詰を開けてみたら中身が半分ぐらいしか無くてがっかりってことは滅多にないし、そもそも缶詰は中身の量が云々ということで買うことは滅多にない。ただ逆に、ぎっしりと詰まっているというのは、それだけでアピールポイントになるから、そういうタイプの商品では、実態を見せるだけで商品の訴求力の向上になる。

気になることも。缶のふたと比べて耐久性はどうなんだろうか。写真を見ると箱詰めになっているのでその辺は心配いらないようだけど、だとすれば逆に缶詰の必要性が無い...じゃなくて、箱自身も一部フィルム化しているので、事実上は二重のフィルム越しに中身を見ることになるのか。単に缶だけが露出しているわけじゃないのね。

缶だけで販売されるスタイルだと、このような透明のふたの場合、いたずらされて穴を開けられる可能性が随分と増してしまう。何にでも指を突っ込むお年寄りとか子供とか、結構見受けられるから。でも箱に入っているのなら大丈夫かな。見方を変えると、缶のみでこのタイプの商品展開は難しそうだな、と。

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このページは、不破雷蔵が2018年6月16日 06:42に書いた記事です。

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