国会議員数と国民の比率

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米国の民間調査会社Pew Reserchが今朝がたツイートした記事から。OECD加盟国における、有権者と国会議員(上院・下院含めて)の割合。国会議員一人当たりの有権者数を示したもので、数が多い方が有権者に対する国会議員の数が少ないよね、ということになる。例えば米国なら74万7184人とあるので、国会議員1人当たり74万7184人。

国によって選挙制度、国会議員の携わり方の違いがあるので単純比較はリスクがあるのだけど、それでも参考値として見ていくと、日本は米国に次いで国会議員一人当たりの有権者数が多い。見方を変えると国会議員数が少ない。ことある度に日本では国会議員数が多い、減らせという話があがってるけど、実は逆でもっと増やせという声が上がらなきゃおかしいってことにもなりかねない。こういう時だけ海外ガーという話が出てこないのも不思議ではある。


米国の場合は色々と格差が大きいってことは元記事でも書いてあるし(そもそも州で差異が無茶苦茶大きいってのがメインテーマとなっている)、日本でも委員会の数を考えても議員定数は少ないよねという気もする。定数是正云々の話も、何で削減ありきになっているのかが不明ではある。

一票の格差を是正しろ、削って対応しろとなると、下手すりゃ議員が出せない地域も出てくるかもしれないし、それを解消するためには複数の都道府県で一人って状況にもなりかねない。そんなバカなということが無いようにするためにも、むしろ議員数は増やすべき。

減らせ減らせというのは、国費を節約しろということなんだろうけど、国会議員一人にかかるコストと、それから生み出されるメリットを天秤にかけたことがあるんだろうか。なんかサボってるっぽいのでコストがもったいないというのなら、例えば勝手に19連休とった議員達とか、乱闘して相手議員にけがを負わせた人達に、しっかりと懲戒を与えるってのを先にすべきじゃないのかな。

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このページは、不破雷蔵が2018年6月16日 07:03に書いた記事です。

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