スマートスピーカーの行き着く先

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AIスピーカーとか言われる話もあるけど、音声で色々な命令などを行って、それを基に色々な対応をしてくれるアシスタントの端末として、スピーカー的なものが使われているスマートアシスタント。要はエクセルの例のイルカが有名だけど、質問を投げるとそれに対応してくれる仕組みが、音声入力によるものになって、アシスタントの仕組みそのものがその端末に入っているのではなくウェブ全体......というか対象となるサービス上にあるまでの話。

スマートスピーカーはAI的な対応をしてくれるウェブサービスにおいて、入力インターフェイスが音声となり、それ専用のスピーカーとして形があるに過ぎない。まぁ、スピーカーってのは同時にマイクになるからなんだけど、スマートマイクとしちゃうと何だか色々と誤解される可能性が高くなるからなんだろうな。

で、仕組みというか機能の上で考えると、指摘の通り最終的には画面付きになるのだよな、というもの。家事をしながらテレビを見ている時のように、画面を見ても見なくてもいいような感覚で使える。


盗聴器みたいなもの云々ってのは前々からあったし、SFなんかだと監視社会においてそういう端末がそこかしこで働いているってのがある。ただこれって割り切りの部分もあり、指摘の通り既存のデジタル機器も論理的には同じこと。別にスマートスピーカーだけがそういうわけじゃない。パソコンで入力待ちの状態こそが、スマートスピーカーでは単に置かれていて何か声をかけていない状態と同じなんだけどね。


で、技術と需要と価格の折り合いがつけば、当然スマートスピーカーはスマートディスプレイになる。その方が便利だし出せる情報も多くなる。将来はスマートスピーカーは廉価的な立場、スマートディスプレイは一般的なものになるような気がする。

ただ、ロジックの観点で考えると、個人的には例えば、テレビにスマートディスプレイの機能を実装できるような気もするし、それこそ家庭用ゲーム機だってかまわない。スマホだってそうだよねえ、というかSiriがもうそんな感じか。ただ、スマートスピーカーにしてもスマートテレビにしても、そしてテレビのスマートディスプレイ化ぐらいまでは、パソコンやスマホと比べて、より利用ハードルが低い、家電レベルで使えるようなものという長所があるんだろうなあ、という気がする。

その辺りも技術進歩がさらに進めば、結構境目が曖昧な感じになってくる可能性はあるのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2018年6月21日 07:29に書いた記事です。

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