何度も書いてますが、「スマートスピーカー」そのものが重要なのではなく「音声アシスタントの拡散」が重要。形態は多様でそのひとつが「ディスプレイつき」。最終的に、拡散の過程ではディスプレイがある機器に搭載される方が多いが、使う時は「ディスプレイを見ても観なくてもいい」くらいかと。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年6月20日
AIスピーカーとか言われる話もあるけど、音声で色々な命令などを行って、それを基に色々な対応をしてくれるアシスタントの端末として、スピーカー的なものが使われているスマートアシスタント。要はエクセルの例のイルカが有名だけど、質問を投げるとそれに対応してくれる仕組みが、音声入力によるものになって、アシスタントの仕組みそのものがその端末に入っているのではなくウェブ全体......というか対象となるサービス上にあるまでの話。
スマートスピーカーはAI的な対応をしてくれるウェブサービスにおいて、入力インターフェイスが音声となり、それ専用のスピーカーとして形があるに過ぎない。まぁ、スピーカーってのは同時にマイクになるからなんだけど、スマートマイクとしちゃうと何だか色々と誤解される可能性が高くなるからなんだろうな。
で、仕組みというか機能の上で考えると、指摘の通り最終的には画面付きになるのだよな、というもの。家事をしながらテレビを見ている時のように、画面を見ても見なくてもいいような感覚で使える。
もうひとつのポイントは「機械がこちらの命令を待っている」状態に対するプライバシーを含めた許容状態。実はスマホもPCもこちらも命令を待ち受けするようになっているので、スマートスピーカー系だけがどうこう、という話ではない。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年6月20日
時々「スマートスピーカーは盗聴器みたいなものだから」と言う人がいるけれど、「では、あなたの手元にあるそれは?」とつっこみたくなる。特定のブツが問題なのではなく、どういう環境で、どういうルールの元に許容すべきかが重要で。わりとなあなあな部分があるんだけれど......
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年6月20日
盗聴器みたいなもの云々ってのは前々からあったし、SFなんかだと監視社会においてそういう端末がそこかしこで働いているってのがある。ただこれって割り切りの部分もあり、指摘の通り既存のデジタル機器も論理的には同じこと。別にスマートスピーカーだけがそういうわけじゃない。パソコンで入力待ちの状態こそが、スマートスピーカーでは単に置かれていて何か声をかけていない状態と同じなんだけどね。
Echo Spotも出たので、次はGoogleがスマートディスプレイの製品版を出荷するタイミング。たぶん、来月とか遅くとも再来月のはずなんだが。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年6月20日
Googleスマートディスプレイは7月発売。動画も地図も見られる画面付きGoogleアシスタント https://t.co/VZuJtsCfZW @engadgetjpさんから 5月の記事
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年6月20日
で、技術と需要と価格の折り合いがつけば、当然スマートスピーカーはスマートディスプレイになる。その方が便利だし出せる情報も多くなる。将来はスマートスピーカーは廉価的な立場、スマートディスプレイは一般的なものになるような気がする。
ただ、ロジックの観点で考えると、個人的には例えば、テレビにスマートディスプレイの機能を実装できるような気もするし、それこそ家庭用ゲーム機だってかまわない。スマホだってそうだよねえ、というかSiriがもうそんな感じか。ただ、スマートスピーカーにしてもスマートテレビにしても、そしてテレビのスマートディスプレイ化ぐらいまでは、パソコンやスマホと比べて、より利用ハードルが低い、家電レベルで使えるようなものという長所があるんだろうなあ、という気がする。
その辺りも技術進歩がさらに進めば、結構境目が曖昧な感じになってくる可能性はあるのだけど。
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