5/7の記事 「マッハ新書」が本当に速い 電子書籍を12時間以内に執筆・販売するムーブメントが勃興 - ねとらぼ https://t.co/JsAJbiJr7p @itm_nlabさんから
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年6月23日
マッハ新書はスピードに重きを置いているけど正直非常にありがたい。もちろんおざなりに書いていいということでは無いけど「とにかく発表しよう」「修正はあとでもできる」が許される・ユーザもわかっている発行形態は精神的に非常に楽。
— MINO@ZbrushとUE4とSDとBlender (@MINO_8601) 2018年6月20日
マッハ新書というイベントというか工芸というか手法が最近ちらほら目に留まるようになった。言葉の通り、とにかくスピード第一でもりもり新書を書き上げていこう、その工程までも披露して、作業そのものを作品の一つとして示そうという感じ。路上パフォーマンスの発展型という雰囲気もある。
これまでの書籍とか文書の販売と比べると、それなりにしっかりとした、編集をし終えた形での販売とは真逆で、とにかく形になるものを出すのが先、後で修正もできるじゃん、的な発想は面白い。また、昔ならば同人誌で出来るかも、いやスケブみたいなものだよね、的なものが、電子書籍の仕組みの進化と普及で、書籍でもできるようになったという、技術進歩と環境変化の結果的な雰囲気もある。まぁ、スピーディーなインディーズという感じなのか。
まぁ、ぶっちゃけると今ブログもコンセプト的には似たようなもので、だからこそ「覚え書き」とか「ライトニングストレージ」という名前にしているのだけどね。語っているように文を書き上げる。覚え書き的に、的な。ツイートを多用しているのも、ツイートそのものが多分に語りと距離感が近いから。
で、よくよく考えてみると、マッハ新書のスピード感、更新度合いを調整したのが、ウェブでの提供記事とか普通の電子書籍かなという気もする。むしろマッハ新書はそれらのパラメータを極力スピードに割り振った感じ。RPGのキャラなら素早さMAXみたいな。あるいはβ版的なオンラインゲームかな、と。ともかく出して動かして、修正が必要ならば行うし、それが前提のゲームサービスの展開というところ。
無論、どこまで修正する必要があるのか、しなきゃならないのかはケースバイケースだし、書き手側の意向もあるだろう。完成品を出すべきだ、中途半端なものと認識できるようなものは売り物じゃないとの考えもあるだろう。ただ、調整が容易にできるようになった環境が与えられた以上、それを活かした手法を使うってのもアリではないかな、と。
......仮に、同様のコンセプトで書いているこの「ライトニングストレージ」を、逐次更新型の「マッハ新書」、というか「マッハ新聞」的な形にして、有料刊行にしたらどうなるのかな、という感もある。結局は今の一般の新聞やら週刊誌とあまり変わらないような気もするのだけど。色々とハードルが低くなって、境界線があいまいになった時代には違いない。
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