対人援助は機械的に、冷たい姿勢で

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これには賛否両論があるのだろうし、ケースバイケースの部分も否定はできないけど、原則論としてというか、基本的にはこの考え方を支持したいところ。

確かに現場の、現状を目の前にして色々と感傷的になったり、共感を覚えたり、親身になって......という感覚を得てしまう。それで便宜を図ったり、必要以上の対応をしてしまう。人間の感情としては仕方が無い。けれどそれが手掛ける側にとって過度な負担になり、他の人への対応がおろそかになりかねない。自分自身の負担と誤認識してしまい、自分も同じような心境に追いやられてしまう。

冷静に、機械的に、適切に、決められた範囲で。それを超えると相手も自分自身もおかしな話になる。これって単にボランティアの類とかに限らず、例えばお医者さんの患者への対応とか、官公庁でのあれこれと同じ。気持ちとか感情とかが判断の要因として加わると、そこには明確さが無くなるので、あちこちでひずみが生じてしまう。

困っている人を助けるのは専門知識と技術。気持ちは二の次、三の次。冷酷のように思えるけど、事実には違いない。

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このページは、不破雷蔵が2018年6月26日 07:29に書いた記事です。

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