対人援助なんて、冷たい人間でないとやっちゃダメ。頼られて嬉しくなって変に共依存したり、共感度高くて巻き込まれて精神疾患になる。優しい人は向いてないのよ。クライアントの自立も妨げたり。
— 考えるイヌ (@sakunary) 2018年6月23日
もっと言うと、困っている人を助けるのは、優しい心ではなくて、専門知識と技術です。
— 考えるイヌ (@sakunary) 2018年6月23日
これには賛否両論があるのだろうし、ケースバイケースの部分も否定はできないけど、原則論としてというか、基本的にはこの考え方を支持したいところ。
確かに現場の、現状を目の前にして色々と感傷的になったり、共感を覚えたり、親身になって......という感覚を得てしまう。それで便宜を図ったり、必要以上の対応をしてしまう。人間の感情としては仕方が無い。けれどそれが手掛ける側にとって過度な負担になり、他の人への対応がおろそかになりかねない。自分自身の負担と誤認識してしまい、自分も同じような心境に追いやられてしまう。
冷静に、機械的に、適切に、決められた範囲で。それを超えると相手も自分自身もおかしな話になる。これって単にボランティアの類とかに限らず、例えばお医者さんの患者への対応とか、官公庁でのあれこれと同じ。気持ちとか感情とかが判断の要因として加わると、そこには明確さが無くなるので、あちこちでひずみが生じてしまう。
困っている人を助けるのは専門知識と技術。気持ちは二の次、三の次。冷酷のように思えるけど、事実には違いない。
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