ローソンの本屋的事業が強化されるとの話

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ローソンが、文庫本やビジネス書などを並べる書籍専用棚の設置店を年内をめどに1000店増の約4000店に拡大することが25日、分かった。併せて、書店の併設店の拡充やコミックス本の品ぞろえを充実させた店舗も増やす。全国で書店数が減る中、「街の本屋」としてのコンビニの機能を強化し、店舗で本を購入したいシニア層などの需要を取り込む。

大手コンビニはどこもそれなりの雑誌販売コーナーとか単行本を置く棚を設置している。セブン-イレブンは町の本屋さん的なポジションをアピールして、定期刊行本の購入受付をしている。ローソンでも数年前から専用棚を用意してミニ本屋的なコーナーを作っているとの話はあったけど、具体的な続報が無くて「効果はどうなんだろう」という首傾げモードにあったのだけど......。

今件記事の限りでは、ローソンの試みは少なくとも失敗では無く、非公開ではあるけどむしろ数字的にも実績を挙げているようだ。「専用棚の設置店の平均日販(1店1日当たりの売上高)は、未設置店よりも600円多いという実績もあり」という曖昧ではあるけど数字が出たのは興味深い。

今件はローソン自身のプレスリリースの類はないので、実情は確認できない。今後ローソンの決算短信の補足資料や年次報告書あたりにちらりとその姿が出てくるかもしれない。ちょいと楽しみだ。

そういや行動領域内のツタヤも先日リニューアルして、ますます文房具の面積が広がり、さらに置かれる文房具の領域も拡大したような気がする。あれも100均が一部サポートはしているのだろうけど、本屋とか文房具店という個店が無くなったがためのものなのかなあ、という気もする(無論高単価だからというのもあるのだろうけど)。

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このページは、不破雷蔵が2018年6月27日 07:03に書いた記事です。

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