最近気づいたんですけど、ロボットを人型にするから小説で描きづらいんですよ。人間の認知機能は人間については繊細にできてるので、「人間型」って言ったときに出てくるイメージの幅が広すぎる。
— 碌星らせん (@dddrill) 2018年6月26日
例えば「カエルみたい」とか「猿みたい」にすると、比較的似たようなイメージに収束する
まずはロボットの定義をどうするかという問題はさておくとして。身近な存在を対象として創造物を書き記してしまうと、読み手側のイメージが強く脳内構成要素として浮かんでしまい、まとまりにくい、読者に受け取ってもらいにくかったりするってのはよく分かる。「電話のような」と書いた時、スマホをイメージするのか、ガラケーか、それとも固定電話か。あるいはSFっぽい話ならトランシーバーなどを想像するかもしれない。そんな感じでもある。
他方、指摘されている通り、統一感のあるものなら、さほどイメージのぶれは生じない...ってあれか、これ、逆に考えるのなら、想像する対象を固定してしまえばいいのか。例えば東京タワーとかいう感じで。
フルメタのサベージも、カエルをモチーフにしてアイコン化に成功してるんすよな
— 碌星らせん (@dddrill) 2018年6月26日
ただ、このノウハウは不完全で、これだと例えば格闘戦をさせたときに、人型以外だと何がどうなってるのかイメージしづらいんですよね。
— 碌星らせん (@dddrill) 2018年6月26日
まあ、試しにカブトムシ同士が絡み合ってるのを文章に起こしてみるとわかると思いますけど
まぁ、そもそも絵面を想像してもらうのが難しいシーンは避けるのが吉なので、関接技とか描かない限りは何とかなるといえばそうなんですが
— 碌星らせん (@dddrill) 2018年6月26日
パトレイバーのハヌマーンが好きなんですよ
— 碌星らせん (@dddrill) 2018年6月26日
ただ、ぼんやりとしたものをイメージの対象としてしまうと、その対象がどのような挙動をするのかの認識をしっかりと持っていないと、書き手も読み手も単に文字を書き読みするだけで、そのシーンが頭に思い浮かび難くなる。カエルがバックドロップをするとか、カブトムシが格闘戦をするような感じでのロボットバトルは、確かに想像がし難い。描写としてはむしろそれを逆手に取るという機転を利かせる手もあるけど(聴衆にそのような感想を抱かせてそれを描写する)。
戦闘用ロボット考えるなら、「首」はいらんのですよね。いまどきは全周囲カメラ積んでおけば済む話ですし。ただし対人コミュニケーションをするときにあると便利なので。「首」のあるロボットは平和目的の意図がある、みたいな描き分けできるかもしれない。
— 碌星らせん (@dddrill) 2018年6月26日
ロボットの必要性を考えた場合、確かに首は要らないというかむしろ邪魔。それが求められるのは単純にデザインの問題。ルンバだって首は無いでしょ(あれは戦闘用では無いけど)。あるいは工業用ロボットとか。ただ、曲がりなりにも人の形っぽい造形で無いと、逆にロボットとして認識されない、単なる機械としての扱いをされてしまうことがあり、それは実用ならともかく創作の世界では少々都合が悪い。色々と難儀な話ではあるけど。
それはともかく。酔っ払いがラノベでロボットもの書いてる新人にいいことを教えてやろう。実はロボのデザインなんて最初はどうでもいい。君が最初に決めるのは、「ロボの色」だ。
— 賀東招二 (@gatosyoji) 2018年6月26日
赤? 白? 青? なんでもいい。
「赤いAS」みたいに、五文字以内でロボを描写できる記号を作ること。これ大事。
あとはビジュアルの観点では色って大切だよね、というお話。イメージはもちろん、組織とか搭乗者の性格とか、色々な背景を想起させるものにもなる。黒と白、そしてアクセント的に赤なら日本の場合は警察機構を思わせるとか、緑なら軍事っぽいとか、黄色なら工事関係かもな、あるいは試作機、的な。あとは特殊だけど真っ赤なら三倍のスピードでやってくる、みたいな(笑)。
設定大好き人間ともなれば、ロボットのデザインとか色にもこだわりを覚えたいものだ。
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