ネット上で相手を察して対応しろってのはムリなお話

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件の事件をトリガーに、インターネット上に登場する荒らし的存在に対し、その行為者の背景や事情をお察しして、その人のためになるような配慮をしろ、対応しろというお話がある。正直なところ、指摘の通り、同じサービスを使っているだけの関係でしか無いのに、色々とリソースを割いて配慮をしたり何かサポート的なものを行えってのは、正直理不尽なレベルのお話。まさに「他人はお前のセラピストじゃない」て終了案件。

人の善意に期待したいってのは理解できるけど、その善意を強要するのは考え方としては間違ってる。ああ、これって例のボランティアを強制無料労働の免罪符に置き換えた方法論というか詭弁と同じ性質のものだわ、と気が付いたり。

仮にそういうサービスを提供している場所があり、そのような対応を仕事でしている人なら、その類の配慮行動はしかるべきものなのだろう。けれどたまたま同じサービスを利用している他の第三者に対し、配慮をしろというのは、善意の強制でしかない。言葉は通じるのに話が通じないという事例はどのような場合にでも存在する。いちいち素直に対応していたら、いくら人生の時間があっても足りるはずは無い。


五・一五事件における「話せばわかる」「問答無用」(実際には両発言の間には随分と間があったのだけど)的な状態なのだから、下手に対応してもリソースの無駄。どこの世界にでもこの類の存在ってのはあって、しかも情報伝達のハードルが下がっている現在では、遭遇する可能性が昔と比べて随分と上がっている。

暇と余裕があれば相手をしてもいいのだろうけど、ほぼ間違いなくリソースの浪費にしかならない。指摘されている通り、ブロックなりミュートの対応で十分。例の「何も見なかったことにしよう」というものだね。自分が神的な存在で、無尽蔵にリソースと説得能力を持つ人物では無いことを、まずは知るべきなのだろうな、と。

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このページは、不破雷蔵が2018年7月 3日 07:57に書いた記事です。

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