先日の高校生も全ての知識をネットだけで検索し調べていた。しかし研究テーマに関する知識が驚くほど程浅い。結局「知らない事は検索できない」というパラドックスに落ちている。トップクラスの受験校生ですらこうだ。如何にオトナ(先達)の作る環境が重要かを痛感する。 pic.twitter.com/e9EaQpuQN7
— sshinohe (@sshinohe) 2018年7月7日
無論こういう話がすべてではないけど、そして昔から多かれ少なかれあった話ではあるのだけど。以前本家サイトで【「ググる」と「教えてくん」と「連想」】でも説明した通り、インターネットの普及で調べる行為のハードルが非常に下がり、しかも調べられる領域がけた違いに拡大しても、その調べる領域そのものを知らないのでは、調べようがないというジレンマに陥ってしまう。
仮に関連連想法的なものを身に着けていれば、直接該当項目の知識が無くとも、得た情報のみで色々と連想して紐づけをして、当たりをつけていくことはできるけど、それでも手間がかかるし正解にたどり着けるかどうかの保証はない。だったらはじめから広く浅くでも知識を土台として身に着けておき、そこから手を伸ばして知識の深淵に触れられるような体制を整えておいた方がいい。基礎知識の習得ってのは、こういう観点でも必要不可欠であるってのが分かる。
もっとシンプルに例えると、手元に辞書があったとしても、その言語を知らなければ調べることはできないし、そもそも論として辞書という概念を知らなければ「辞書を引いて確認する」ということもできない。使い方が分からない道具は手元にあっても使うことができないってこと。基礎知識ってのはそれほどまでに大切なのだよね。
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