ボランティアの注意と千羽鶴と

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西日本の豪雨でボランティア周りの話がまた出てきて、いわゆる野良ボラに留まらず、善意の行動を悪用する界隈が策動している動きも多々見受けられるので、覚え書きとして。ボランティアだろうと何だろうと、活動する人はプロの労力を求められるし、リスクも生じる。いわゆる二次災害が発生したり、現場の足を引っ張るだけのような存在は、正直邪魔でしかない。

「だって自分の気持ちが」「正しい事をしようとする思いを無下にするな」というご意見も毎度毎度いただくけど、それはあなたの都合であり、当事者、該当地域の実情など二の次にした時点で、自分勝手な、自己満足のための行為でしかないのと同じ。


自己満足と言えば、千羽鶴の話も同様。山積みになった写真を併せ、これだけ労苦が必要になる云々ってのは信ぴょう性の問題があるし、例のファクトチェックな界隈が出てきて問題であるという実態そのものまで否定するような行為をしでかしてしまうのでおいておくとしても、プラスにはならないのは誰の目にも明らか。これもまた、送り手側の自己満足の解消のためでしかない。

だったら指摘されている通り、気持ちを充足させるために奉納場所を設けるってのはありなのかもしれないなぁ、と寄進も併せて。まぁ、法的な問題があるので難しいのかもしれないけど。

また、ふるさと納税を使うのも一案。あれって結局、控除が使える自治体への直接寄付金とほぼ同意だからね。


千羽鶴折りたい気持ちはわかるけど、だったら万札で折ってね。でも面倒くさいでしょ、ならば折らずにそのまま送ろうよ、という話を挙げたけど、これに対して「それでも折って送ってしまう人がいるから」という、例のファクトチェック界隈的な話を出してくる人はいるし、「気持ちが伝わればいいから」と万札のコピーしたのを使って鶴を折る人が出てくるのではないかという話も出てきたりとかする。

ありうるんだよなぁ、マジで。そういう自分の気持ちを最重要視する人の中には、斜め上の考えをするってケースがあるのは否定しない。世の中には世間一般の常識と思われる領域にいない人は少なからず存在するってのを忘れちゃいけない。無論、紙幣のコピーをするのは違法なので、問題外ではあるのだけど。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2018年7月10日 07:53に書いた記事です。

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