心底面白がっている様子を見るのは楽しいし、演技くさいのはシラケるよね

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ある意味「共感」とでも表現できるのかな。他人が笑っているのを見ると自分もつい笑ってしまうっていうのがあるように、面白そうにしている人を見ていると自分も楽しくなってしまうってのは結構ある傾向。テレビやラジオのような電波媒体はもちろん、新聞や雑誌などの文字媒体でも、楽しそうにしているところは読んでいて楽しい。それがコンテンツとしての評価や価値と結びつくか否かはまた別の話だけど、純粋に楽しめるって観点では確実にプラスとなる。

で、元々そういう方向性で作られているはずのコンテンツにおいて、指摘されているような「シナリオくささ」ってのがあからさまなのが、昨今のテレビやラジオなどの電波媒体における面白みの欠如の原因の一つでは無いかな、という感がある(実は文字媒体も同様で、シナリオくささってのは書き手側の背景や実情、品質の実態が情報の変質によって容易に精査できるようになったからという側面が強い。なので電波媒体とは少々勝手が違う)。

大根役者によるぼろぼろの書き割りな舞台で、子供が書いたようなシナリオでの演技を見せられたら、誰が「面白そうだな」という共感を得られようか。あるいは方向性が逆で「面白ければ何でもいい」という誤解釈をして、暴走した結果なのかもしれない。


日テレやテレ東が留まっていて、他の局がそうでは無いか否かってのはともかくとして。作り手側が、登場している人が本当に面白がっているもので無いと、それは伝わってきにくいってのはある。スキルの高い演者ならば「面白いな」という印象を与えられるほどに面白さを演じることもできるのだろうけど、それほどのスキルはまったく無く、という実情も明らかになっているのだろうなあ、と。

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このページは、不破雷蔵が2018年7月14日 06:50に書いた記事です。

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