そういえば、「昔は熱中症なんかなかった」という人が本当にいるんですけど
— KGN (@KGN_works) 2018年7月19日
『熱中症という言葉は割と新しい。そりゃ昔はそんな病名はついてなかったよ』
でFAだったりするんだよねえ...
日射病とか熱射病とか言ってたのが、今の熱中症ですよ。
調べもせんとテキトーなデマを吹き散らかさない。
— KGN (@KGN_works) 2018年7月19日
スギ花粉症の初出は1964年の「栃木県日光地方におけるスギ花粉症Japanese Cedar Pollinosisの発見」(アレルギー 13(5), 370, 1964-05-30)です。
それ以前は春季カタルと呼ばれる疾患に含まれていました。 https://t.co/5NXTMkoV3B
概念が無ければ認識できないだけのお話なのです。昔は木星や土星を確認できなかったけど、存在しなかったわけでは無いですよね。それと同じ。https://t.co/RczElOFeXb
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年7月19日
これは以前にも花粉症の話で説明した記憶があるし、ラノベの「まおゆう」でも指摘されている話ではあるのだけど、人は概念化することではじめて物事を掌握し、状況をつかみ取り、検証をすることができるようになる。アレルギーだって昔は何だかよく分からないので、突然死で片付けられていたかもしれない。
熱中症という言葉が公的に使われ始めたのは2007年。それ以前は日射病、熱射病、さらには暑熱などと呼ばれている。死因に関するICDコードだって、今は熱中症によるものはX30(自然の過度の高温への暴露)だけど、それ以前はE900(過度の高温)とかE931(過度の高温及び日射病)などが使われていたわけだし。
暑熱(熱中症)による国内死者数と夏季気温の長期変動(藤部 文昭) https://t.co/ll5RE5wyhh 「全体に気温と死者数の年々変動はよく対応」ICDの基準変更があるので単純比較はできませんが。 pic.twitter.com/9WZTHWtZqO
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年7月19日
これは先の熱中症やら猛暑日の話を精査している時に見つけた論文ではあるのだけど、昔も熱中症に該当する病症で亡くなった方はたくさんいた。熱中症という概念そのものが無い時代でも、ね。今もそれなりにいる...ってのはそれはそれで問題な気がする。生活環境の改善にもかかわらずってのはどういうことだ、的な。
データの精査に必要な人口動態統計が公式ウェブ上では1999年分までしか無く、それ以前は国会図書館に足を運ぶか、この類の統計データを買うしかないのですが、この人口動態統計時系列データDVD https://t.co/QSOkUcQbsvというものが13万円もするので終わった(´・ω・`) pic.twitter.com/d2tk0fH8dy
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年7月18日
こんにちは、フォロー外から失礼します。
— 庫ノ林 (@konobayashi) 2018年7月18日
行動圏に国会図書館送信サービス参加館はないでしょうか?
もしあれば、送信サービスを利用して昭和19年以降の『人口動態統計』が見られると思います。
図書館向けデジタル化資料送信サービス参加館一覧https://t.co/zk0rdC0vna pic.twitter.com/CTUSPcrbbS
この話に関しては人口動態統計の過去の値を探りたいのだけど、ネット上では1999年分までしか公開されていない。国会図書館などの類で書類を漁ればいいのだけど、なかなか無理。某所の有料データベースにも記載は無し。10万だか20万だかを出してこの著書を購入するのは無理な話ではあるし、お教えいただいた国会図書館送信サービス参加館も、行動領域内では閲覧のみで複写が出来ないということなので、頭を抱えている次第。色々とドタバタしているのが片付いたら、ちょいと考えてみてもいいかなあとは思っているのだけど。
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