地域を支えるクリニックとして紹介したいので取材させてください、とテレビ局から申し込みがありました。協力費として80万円と書かれていたので、貰えるのかと思ったら、支払う額でした。
— ケリー (@jpdrkk) 2018年7月25日
丁重にお断りいたしました。
あ、正しくは「無視した」です。
— ケリー (@jpdrkk) 2018年7月27日
普通の取材による報道の体裁をしておきながら、実は取材対象側のアピールのためのコンテンツだったという、いわゆるステルスマーケティングというか宣伝記事というかネイティブ広告というか。自然に一般の記事に溶け込ませて普通の記事とは変わりないように見せるためのものなのでネイティブ広告だという主張ではあるけど、それって結局呼び方変えただけだよね、という話は以前、例の日本風キュレーションの仕組みとパクリまわりが流行った時に言及した記憶がある。
で、その類の仕組みって実は以前からあって、何だかちょっと知名度のある人をインタビュワーとして用いて取材対象者に色々としゃべらせて喧伝させ、それを小冊子・雑誌化したり、雑誌の記事として掲載して広告的なものとして用いさせたり、取材対象者の広報用素材として使わせるようにして(こんな雑誌に載ったんですよ、的な使い方)、代わりに掲載料をゲットするというビジネス。取材商法というのだそうだけど。
しかしそのビジネスモデルが、電波媒体でも平気で行われているとはねえ...。インターネットテレビならともかく、公共の電波でそれはいいのか、とちょいとばかり首を傾げてしまうのだけど。通販の番組のような丸ごと広告番組ならともかく。
実はこの類の話もちらほら耳に入っている。今回はあからさま過ぎるのでちょいと取り上げてみた次第。よく考えると、この方式って結局、反社な人がインタビューという大義名分で、反社活動家を取材して語らせ、世間一般に喧伝させる手助けをするってのと、どれほどの違いがあるのだろうかと思ってしまう。どこに利害が生じるのかという観点では多少のぶれがあるけど、方向性としては似たようなものだな、と。
「地域を支える」云々も、取材商法でよくあるパターン。だいたい、名前は知られてるけどすでに一線級でなはいタレントを連れてきてインタビューさせるパターンだ。
— ひえたろう@笑顔と上機嫌こそが最高の化粧 (@hietaro) 2018年7月27日
そして現場で「取材」が進むと、「見開き1/4で8万円ということでしたが、ここまでインタビューが盛り上がるなんて珍しくて、もったいないです。どうですか見開き1/2ページで」とか追加でどうかと求められたりする
— ひえたろう@笑顔と上機嫌こそが最高の化粧 (@hietaro) 2018年7月27日
そういや、雑誌でよくある「名医○人」もあれお金で名前載せてる記事だから。
— KGN (@KGN_works) 2018年7月27日
似たような話は山ほどあるし、いわゆる紳士録ビジネスも同じようなモノ。指摘されている岩石スープも日常茶飯事。この類のインチキ商法的なモノは、知らないととことん騙されるので、要注意。
コメントする