セリフに「ガガッ...ピッ...」とつけるとロボっぽい、というのも古いイメージになりつつあるなー。
— ボマーン (@bomarn) 2018年7月29日
漫画で電話切るときに「ガチャ、ツーツー」って書いちゃうけど、時代的にそろそろ「何それ?」って言われそう。
先行する台風コロッケ話とちょいとばかり通じる話。自分が何か創作をしたり、そこまでいかなくとも表現をする際に、自分の知っている時代の常識を前提とすると、今現在の常識では通じないことがある。テレビのチャンネルを切り替える時にガチャガチャとはいわないだろうし、指摘されている通りロボットっぽさを示す時に電子っぽい雑音的な音は今ではほとんど無いというか想像しにくいし、ましてや通話の電話を切る時のガチャ切り音(要は受話器を置く音)と、その後に相手がつながなくなった時のツーツーという音の表現は理解されがたい。まぁ、ツーツーだけなら分かるかもしれないけど、スマホで通話を終えた後にガチャッは無いよね(むしろアプリゲームの課金の表現となってしまう)。
ただ、これらの疑似的表現ってのは時として、その由来が現在使われていないものであっても、「そういうものを指し示すものだ」として伝承される可能性がある。例えばフロッピーディスクのアイコンを記録のための命令入力用アイコンとするのがよい例。以前お話した記憶もある。また、メールを示すものとして使われがちな便せん・封書も、後十年単位で時間が経てば、知らない人も増えているだろう。
伝承化されたものであるならいいのだけど、そうでない場合は、第三者に伝えるための表現として利用するのには注意が必要。自分では分かっているつもりでも、内容が伝わらないということもありうる。あるいは伝わってはいるのだけど、何だか違和感を覚えさせる。横断歩道の描き方(今の横断歩道は横線のみ。昔は横線の両端に縦線も引かれていた)とかもいい例かな、と。
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