エアコンの設定温度を28℃にする根拠がない事はだんだん知られてきたけど、では何度が最適なのか?オフィスでの作業効率と電力消費を調べた論文によれば「作業効率が最大になるのは25.7℃」。設定温度じゃないぞ室温だぞ。それではご唱和下さい!「最も捗る室温は25.7℃!」/ https://t.co/dmMT89vIpS pic.twitter.com/SG6fEW05xC
— ヤギの人(お盆前) (@yusai00) 2018年7月22日
「作業効率の変化による経済的影響と空調用電力消費量の変化による経済的影響を統合した影響は、作業効率の変化による経済的影響とほぼ同一のものとなり、経済性から判断する最適室内温度は25.7℃となった」室温を下げた時の消費電力を考慮しても25.7℃が最も捗ると。
— ヤギの人(お盆前) (@yusai00) 2018年7月22日
思い付きというかいい加減な理由で決まったオフィスの設定温度28度のおかげで、日本の累積損害はいくらになったのだろうとか、それを誇らしげに語っていた某人物が非難の対象になると「わたくしのせいじゃない」と他のリソースを盗用して弁明したりとか、色々と物議をかもしている「エアコンの設定温度は28度」の話。今では科学的裏付けなど無く、生じる損失を考えたらむしろ悪影響すら及ぼすよねという認識が浸透しつつあるけど、今でも頭の固い人とか古い人の少なからずは、意固地なまでに28度教を信奉して周囲に迷惑をかけていたりする。震災後の節電意識も要因なんだろうなあ、と。
で、実際には設定温度28度じゃなく、何度ぐらいがいいのかという話になると、色々な研究とかアンケート調査の結果があるのだけど、これは科学技術振興機構に提示されている研究論文からのお話。直接PDFファイルにリンクが張ってあるので分かりにくいけど、元は
正直なところ、個々の体感温度ってのは違いがあるし、寒がりとか暑がりってのもあるし、ずっと同じ場所にいるとか外に行く機会がある人とを同じに見るわけにはいかないし、室内をすべて同じ温度に調整するのは難しい。あくまでも指針としてのものだけど......というかこの類の数字って得てしてそういうものだけど、25.7度ってのを覚えおくとよいだろう。 まぁ、設定温度28度というのは、悪しき魔女が浸透させた、人々の足を引っ張るための悪慣習というか伝承みたいなものだと思えばいいのではないかな、と。
コメントする