朝日新聞のnoindexの件補足。手打ちで加えた可能性は低く、CMSの仕組みとして、記事単位であれらのタグを加えるか否かを選択できる仕組みになっていると思うのです。しかし、であればこそ、「作業漏れ」という弁明は怪しさフルスロットルなのです。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年8月25日
先日の【朝日新聞の謝罪記事とnoindexと】で言及した、朝日新聞の英語記事への謝罪記事にnoindexが施されていた件について。一部で「手打ちで云々、だから作業ミスはありえない云々」という話が出てるけど、それは恐らく誤解釈。一日数十本、下手をすると百本単位で記事が挙げられる法人系サイトで、タグをわざわざ打ち込むようなことはしない。CMSが用意されていて、ルールに従ってテキストの記事をぶち込みだけ。そして管理画面で色々と操作ができるようになっている、と。要は普段使われているブログと大した違いは無い。無論、色々とカスタマイズされて高級化したものだろうけど。
つまり、noindexなどは手打ちされたわけじゃなく、記事ごとに何らかのフラグを立てて、そういうタグが挿入されるようにしたまでの話。無論本当に手打ちで、の可能性もゼロじゃないけど、そうだとしたら朝日新聞はなんて旧態依然な仕組みを使っているんだろうということになる。
しかし、機能を用いてnoindex化したとなると、なぜあの特定の記事のみに限ってそういうことが起きたのか、非常に理解が難しいものとなる。偶然にしても確率論的にはどれほどのものとなるのか。
このnoindexのタグ問題で陰に隠れてしまっているけど、他にも「なぜ英文記事向けの訂正文が日本語版のサイトに掲載されていたのか」「英語記事向けの訂正文へのリンクはどのページから張られていたのか」など、謎は尽きることが無し。でも朝日新聞側は作業が漏れてました、てへぺろーで幕を引こうとしている。
「意図的という疑惑は深まった」
「悪意がなかったとは言えない」
「真相は明らかになっていない」
「作業が漏れたというが疑惑は深まり国民の不満はますます広がっている」
「社全体の意向を忖度してnoindexをしたのではないか」
あたりの、いわゆるモリカケメソッドがそのまま通用するケースとなる。また、この朝日新聞の弁明って、まさにフェイクニュースそのものじゃないのかな、という気もするのだけど、どうだろうか。
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