極論すれば、医師は営業マン兼技術屋で、病院収益の大半をここでひねり出す(もちろん看護処置やOTやPTにも点数はつくが)のだろうから、医師には金を稼げることをビシビシやらせるのが良い。
— いちは@ペ室 (@BookloverMD) 2018年7月25日
最大の稼ぎ手が、時間はとられるのに一切利益にならないことをするのは経営的にはひどい無駄遣い。 https://t.co/ghAMsq6fjK
当院はこのあたりをかなり割りきっていて、金にならない書類や雑事はすべて優秀な医療秘書に任せている。
— いちは@ペ室 (@BookloverMD) 2018年7月25日
するとどうなるか。
医師に余裕ができて、金にならないサービスを提供するのである!
金にならない雑事が多い病院だと、金にならないサービスを提供する余裕がなく、全体の質が下がるのでは?
医師に金にならない雑事をバリバリやらせたせいで失われる利益は、スタッフの増えるはずだった給料、あるいは人手不足を補うために払えた給料だったかもしれない。
— いちは@ペ室 (@BookloverMD) 2018年7月25日
医師がエライとか上下とか、そういう話ではなく、医師には集中して稼がせよう。それがスタッフも患者も含めた病院全体のためになる。
稼ぐ部門を、最も効率よくフル稼働させる(まさに稼働である)。
— いちは@ペ室 (@BookloverMD) 2018年7月26日
ものすごくシンプルな話ではある。
戦車にトラクターまがいのことをさせたり、研究の専門家に事務処理をさせたり、プログラムのプロに営業を担当させたり、短距離走の選手に長距離を走らせたり。モノスゴイ極端な例だけど、つまりはそういうレベルのヒドイ話が、感情論だったり見た目だったり少数の声高なクレームによって平気で成されていたりする。
個人個人がどのようなスキルを持ち、稼ぎどころを有しているのか見極めるのは難しい。ゲームのようにステータス画面を見て適正度Aとか書いてあるわけじゃない。けれど資格とか経歴とか実行動でのようすでそれなりに分かるところがある。
ある程度汎用性があるからといって、専門技術を使えるリソースを他の凡庸なものに回したのでは、非常にもったいないというよりは無駄ですらある。
このへんの効率を弁えない人と働くと、仕事が増える一方でね...>RT
— KGN (@KGN_works) 2018年7月26日
大学病院の非効率性なんかもこの辺に由来してるかな。
「看護師の仕事じゃないので先生やってください」で静脈路確保までやらせる非効率。
今件は医療に関するお話ではあるけど、実のところ医療に限った話では無く、ビジネス全般、さらには日々の生活でもいえること。リソースの消費とか効率性とか、置換できるものと出来ないもの概念をある程度掌握できる人なら、すぐに分かる話なのだけどね。
適材適所ができれば、少なくとも当人が持っているスキルを浪費させることの無いような立ち位置に置かせれば、より効率的にリソースが使われ、成果物が生じ、より多くの人が恩恵を受けられるようになるのだよね。
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