子供と野球の部活と、熱中症のあれこれ

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群馬県警吾妻署は8日、群馬県中之条町の集合住宅の駐車場で、軽乗用車の中にいた埼玉県本庄市の男児(8カ月)が死亡する事故が起きた、と発表した。目立った外傷はなく、熱中症を含め死因を調べている。

この時期は毎週精査している、熱中症による救急搬送者数の動向で、時々新生児や乳幼児のデータに死亡者がカウントされることがある。単なる怪我や病気ならともかく、熱中症で亡くなるような事案に、乳幼児がどうして......と思っていたのだけど、そうか、車内に置き去りでというケースがあったのかと納得。

いや、それでも新生児(生まれて28日以内)で熱中症で亡くなるってのはあまり考えにくいのだけど。その時期に病院外に運び出して炎天下ってのは、シチュエーションとしてあまりにもおかしすぎる。統計だけでは見えてこない、奥底にある闇、というか想定し難い状況があるのだろうなあ、と。


もう一つは部活動での熱中症による死亡者の動向に関わるニュース。野球部員が多いということだけど、これは単に野球部員が外で活動をすることが多いだけじゃなくて、団体行動をするために個人の体調不良を訴えにくいこと、そして何よりも部員数そのものが多いために全体数の比率も高くなってしまうのが原因。だからといって軽んじていいわけではないけど。

部活の性質とか環境による違いはあるけど、基本は根性とか精神力とかを強要して、命の危険を負わせるのは良くないよ、というお話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2018年8月11日 07:08に書いた記事です。

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