社長「上手く行ってるときに、次の一手を考えて行動せなあかん。仕事が無くなり始めてから、行動したんでは遅い。」
— 彩福亭 じゃっかん。エレクトーングッズ製作中 (@jyakkan4679) 2018年7月14日
俺「手遅れって事ですか。」
社長「違う。焦って苦し紛れで打った手は、社運をかけねばならん。リスクが高すぎる。余裕のある時に、先手を打つんや。」
俺「はぇー。」
たいていの行動パターンというか経験則でも、何か物事が上手く行かなくなり始めてから次の手を考える傾向がある。上手く行っている時はイケイケどんどんで、拡大再生産を考えるのが優先してしまうというのが人のさが。けれど実際には、上手く行かなくなり出すと、その失速をどうにかするためのあれこれにリソースも感情面も多分を傾注しなきゃならなくなるため、確かな選択肢を手に出来る可能性がぐんと下がってしまう。パニック状態とか徹夜続きでボケっとしている時に、物事を考えてもよいアイディアが浮かんでこないってのと同じ。
だからこそ、色々と上手く行って軌道に乗っている、それ故に色々と余裕が生じている時にこそ、次の一手を考えて準備をしたり行動を起こしておく必要がある。そうすることで次の一手が必要になった時にその一手を選んでも、成功確率はグンと高くなる。船が沈み始めてから救難艇の場所を探すのではなく、船に乗り込んでゆったりとした旅行を楽しもうかなという時に、むしろ船に乗り込む前の下調べの段階で、救難艇の場所やその場所までのルートを確認しておこうという感じ。
先日の【エアコンは繁忙期の前にチェックをしよう】もそれっぽい類似パターンかもしれない。実際に必要になって慌てるよりは、事前に色々と準備をしておいて、打てる手立ては打っておこうというもの。
正直なところ日常生活時においてですら、何かあったらということを想定して備えておくのは難しいので、ましてや物事が上手く行っている時に次の一手を考えるってのは、よほど出来た人じゃないと難しいのだけどね。
コメントする