年を取ってからの趣味作り

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統計的にどれ位の数、比率でそういうことをする人がいるのかは気になるし、調査結果を見てみたいけれど、指摘されている通り何故か男性に多い傾向として、年を取ってから「趣味が無いと老後がヤバい」ということで、趣味作りに励むってのがある。そばとか陶芸ってのがよくあるパターン。燻製とかカレーとかっていうのもあるなぁ、と。そういうのは何だかちょっとワイルドでハイソに見えるのだろうか。別にゲームでも盆栽でもいいとは思うのだけど、マニュアルが整備されていてそれっぽいから、先人が大勢いるからなんだろうか。他人に分けることができて、それでコミュニケーションを図りたいってのもあるのだろうけど。

で、指摘されている通り、そういうちょいとオシャレなものに手を出すぐらいなら、日常生活で役立つ家事、特に日々のご飯を作れるようになった方が自分自身に役立つだけでなく、老後の備えにもなるし、他人にもアプローチが容易になるのではないかと思う。単に一から十までのすべてを作れるようになればいいってのでは無く、ショートカットのノウハウも併せて。楽ができる調理器具の選択から調達、使い方とか、お店でのお買い物の秘訣とかも。

男性高齢者予備軍向けの料理教室も、むしろこういう方面に焦点を絞った方が有益なんだろうけど、そういう話を掲げても集客は難しいんだろうな。


根本的な問題としてこれがある。仕方ないから手をつけたってのは、得てして強制されたようなもので、趣味には成りえない。半ば強要された自主的作業がボランティアでなければサービス残業でもないってのとさほど変わりは無い。趣味という言葉の本来の意味をしっかりと認識した上で考えなきゃならないよね、と。

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このページは、不破雷蔵が2018年8月21日 07:46に書いた記事です。

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