日本でロボットアニメは衰退したという記事が出てTLでちょっとした騒ぎに。中を見てみたら某掲示版の孫引きで、自分のもってる多少の知識と今の印象&想像=妄想こそ真実の歴史と言いふらすのは害毒で犯罪。地方史でも個人史でも芸能史でも、これを高い所でわめくと事実になりかねないのが恐ろしい
— 神野オキナ (@OKina001) 2018年9月1日
当方は該当する記事そのものを目にしてはいないのだけど、似たような話はそれこそ週一ぐらいで遭遇するし、恐らく昔のような情報伝達媒体が限られていた時にはテレビや雑誌、新聞やラジオの類が日々似たようなことをして、それが絶対真実だとの認識で通っていたのだろうなあという気がする(今でも同じ姿勢で同じようなことをやっているので、暴露されやすくなっただけ、なのかもね)。
今件では掲示板の孫引きでというのも一つのポイントで、一般の報道も似たようなことをやらかすので、ことある度に「一次ソースをちゃんと明記して」と訴えていたりする。
問題なのは指摘されている通り、虚実でも騒ぐ声が大きいと、それが事実として浸透してしまいかねないってこと。
どんなデタラメ記事でも騒いでアクセス数が増えると広まり、広まったモノはなかなか消えない。専門家の冷静な提言よりも、感情的な煽り商売に精を出す人たちのほうがセンセーショナルな言葉を使い対象を貶めるだけで言葉を広げ消させなくするんだからやりきれない...ので最初のURL入り記事を削除
— 神野オキナ (@OKina001) 2018年9月1日
結局デタラメな記事を見ても怒って引用URLを乗っけるだけ相手のカウンターを回して利益になる上にそのバカな説を流布する手伝いになるので速やかに無視するか、URLなしで内容だけ「間違い」というのがいいんだろうなあ。
— 神野オキナ (@OKina001) 2018年9月1日
アクセス数が増えると書き手の評価は上がるし懐も温まる。それだけじゃなくて情報として浸透してしまい、事実であるかのように受け止める人が増えてしまう。後にエビデンスを呈して間違いだと訂正が入っても、それは得てしてショッキングな、インパクトのある話では無いから、間違いを上書きするほどは広まらない。美味しい思いをしている人達はデマでもフェイクでも真実として広めるし、宗教的に妄信して「こんな邪心的な訂正が入っている。許せない」と逆切れ的に間違いの話をさらに広める筋も出てくる。昨今のトリチウムとかが良い例。悪質な新興宗教と同じなんだよね。
ソーシャルメディアでは間違いを指摘しても、その指摘自身が間違いを流している側に益となる場合がある。先日の某大学教授のホテル周りの話のようにうまく片付けはいいけど、あれはむしろ稀有な例だったりする。
「URLなしで内容だけ「間違い」という」。これは一つの方法論として悪くない。あるいはツイッターならテキストを画像にして...というのは規約違反か。色々と難しい話ではある。
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