ワシントン・ポストのコレこそまさに"フェイクニュース"のお手本のような構図。_____ 【トランプ米大統領「真珠湾」発言の米紙報道 日時・場所・文脈とも全く異なると判明 政府高官明かす】https://t.co/pCDuofgfE1
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2018年9月4日
ワシントン・ポスト紙は8月28日、首相が6月7日にホワイトハウスを訪れた際に、トランプ氏が真珠湾攻撃に触れた後、米国の対日赤字について激しく非難したと伝えていた。ところが実際は、真珠湾への言及があったのは4月18日に、米南部フロリダ州で両首脳がゴルフを開始する場面だったという。
ワシントンポストのこの報道については、出てきたタイミングがあまりにも不自然であったことや内容的に誰も精査が出来ないようなもので、色々とぼかしてある、不確かなものであったこともあり、日本国内で伝えられた時には予想通り反社的な方々が大騒ぎしたけど、どうなんだろうなあ、どのみち誰も動画のような実物の確かな情報を提示することはできないしと思っていたら、こんな話に展開した、と。
「トランプ氏は「日本は、米国をたたきのめすこともある強い国じゃないか」と真珠湾攻撃を持ち出してジョークを述べた。日本を脅かしたり不快感を示したりしたわけではなく、むしろ日本を称賛する文脈」これもソースが実名で明記されていないので確証度は、ワシントンポストの報道と同程度。ただ、ワシントンポストの報の直後からこのような指摘はあったのも事実。
正直なところ、この類の話が相次いでいるので、大手のメディア発の情報ですら「それ、事実なの?」と疑わざるを得なくなってしまう。発信側の理念や政治的思惑で事実をよじ曲げて、報道として発信してはならないのだよね。
ぶっちゃけると、大統領中間選挙も近いし、総裁選も近いから、日米ともにこの類の情報戦的な話が増えていることは否めないけど。それを報道機関が平常運転的な感覚でやらかしてはならんのだよね。個人的にはワシントンポストの報の後に、ドヤってアベガー日本ガーと大騒ぎした、件の女性政治ジャーナリストな方の御見解をお伺いしたいところではあるのだけど(悪魔の実在を信じたくなるような、ゆがんだ微笑で、鋼の棒読みで語ってみる)。
既存メディアは紙面と放送時間に物理的限界があり、報道するニュースを"報道機関の価値観で"取捨選択せざるを得ない。特定価値観で取捨選択する事が当たり前の既存メディアなので、その"裁量"がほんの少し「ヤラセ」側に傾くと当事者はフェイクだという意識がないままフェイクニュースが発生する。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2018年9月4日
既存メディアは自身を「社会を映す鏡」と思っているが、世の中の事象全てを報道できない限り"報道機関の裁量による取捨選択"は発生し、紙面やTV番組に現れるのは"制作者の価値観で再構築された社会=バーチャルな社会"でしかない。虚構前提だから、自己都合でニュースがフェイクになっても自覚がない_ https://t.co/H8FiBxkyed
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2018年9月4日
「私達記者は正義、がんばる」だと、その「正義」が裁量として大きく働くので、自身は真実(事実ではない)とする方向に情報をよじ曲げてしまいがちなのです。
— 不破雷蔵 (@Fuwarin) 2018年9月4日
今件は良い意味でのフェイクニュースのお手本というか、作られ方が分かるお話ではあった気がする。大元のニュースから派生して日本国内でどのように伝えられ、「解説」されていったのかも含め。
で、こういう話が相次いでも、報道界隈はインターネットで発祥したネタ的なもののみをフェイクニュースと断じて、自分達はそれを断じてやまないから、色々とおかしなことになるのだろうな。
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