「JRが止まったから仕方ない」「JRのせい」という言い訳をみんなに与えたことがエライ。意思決定の本質って、(末端のみならず組織の責任者に至るまでの)人々にこういう自分の行動の言い訳を作ってあげることなんだな、と、この自己責任の嵐吹く世界でしみじみ思う。 https://t.co/twB4YIv228
— ぎゃばん@輝く未来を抱きしめて。 (@gavangavan) 2018年9月4日
真面目なツイートです。
— 警報専用アカウント (@itigoinki) 2018年9月4日
今回の台風21号について、鉄道各社(特にJR)が早くから運休を決定したこと、また、気象庁が早めから暴風警報を出したことで大半の学校が休校、多くの会社が休業となり、外出者が激減したことが人的被害の縮小に繋がったのだと思います。これも減災の1つなのではないでしょうか。
先日の台風21号に関わる休業や自宅待機のお話で、ぼんやりと頭に浮かんでいたことをまとめてくれた人がいたので、覚え書きも兼ねて。いわゆるタイムライン防災の考えに従い、今回は公共交通機関、特に鉄道各社が早急に対応を決定・公知したのだけど、それが思いもよらぬ効果を発揮したのではないかという指摘。
この類の話ってのは統計を取るわけにはいかないし、学術調査や論文の類などは出てくるとは思えないのだけど、理屈としては確かに納得はできる。自分の判断で責任を取るのは極力回避したいから、何か理由づけをしておきたい、天候によるものだと自分の判断が加わってしまうので、そうでは無い第三者の意向によるものだという理由が必要だ、それにはJRが止まっているっていうのは大きなものとなる。中には「電車が止まってもタクシーや自転車、自家用車で来い」という命令を出すところもあるかもしれないけど、それが社会的に認められるような状況にある人でない限り(インフラの整備に従事する人など)、そういう決定こそスッコトであると非難されてしかるべき。
人を動かすための技術の一つとして、他に責任を取らせるような環境づくりをするっていうのは、覚えておきたいお話ではある。そしてだからこそ、その責を負った側に必要以上の責を与えようとしたリ、誹謗中傷を向けないようにしたいところではある。
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