10年以上個人指導していて思う。「いいから答え教えてくれ」型の人の特徴は、本を読まない、ぐぐらない(=関係のありそうな言葉を思いつかない)、辞書を引かない、質問しない。なので答えを教えてもあまり意味がない。どうやら「わからない」が「知りたい」に繋がっていないらしい。
— でる夫@教皇インモケンピウス (@Schaschatter) 2018年9月6日
先日も別の切り口で触れたような記憶もあるのだけど。人間がこれだけたくさんいてそれぞれが違った経験を持ち、異なる考え方を有している以上、自分の、あるいは社会のおおよその常識とは異なる行動ロジック、思考を持つ人がいる。物事を判断する時に、いやその判断という領域すら曖昧で、何かを選択する時に、調べないし考えもしない。少しでも迷うところがあればすぐに他人に聞く。今でもネットスラングとしてあるのかな、2ちゃんねるでよく言われていた「教えて君」というもの。
以前「教えて君」に絡んだ記事でも説明したけど、調べるという行為を知らず、あるいは面倒くさがっている。さらに多分に基礎知識の部分が欠けているので、調べるにしても何を調べればよいのか分からない。テスト勉強をする時に「何が分からないのか」と尋ねたら「何が分からないのかが分からない」という返事がくるようなもの。
特定領域のみなかのか、全般的な話なのかはまた別だけど、そういう人は指摘の通り、「「わからない」が「知りたい」に繋がっていない」のだろう。「わからない」には「誰かに聞けばいい」あるいは「別にどうだっていいや」のいずれかで何とかなると考えている。実のところ、これってとても怖いお話ではある。主体性が無いのだから。
世の中にはビックリするほど頭の悪い人がいて、インターネットでは人となりが一切わからない為そういった頭の悪い人からの中傷や文句をまっとうな人からの意見だと思い込んでしまい落ち込む人がいますが、インターネットで無関係の人間に文句を言う時点でキチガイなので1ミリも気にしなくていいです
— のりお (@norio_hangover) 2018年9月6日
頭が悪いとかカタカナ4文字の表現はどうかと思うのだけど、領域としては随分被っているのだろうなあ、というのがこういうパターンの人。音声や動画ならいざしらず、テキストの場合はごく普通の一般人のように思えてしまうので、そういう心構えで読んだり対応すると、とても痛い目に会うことが多々あるのだな。
以前ならこういうケースに遭遇する機会はさほど無かったのだけどねえ。ネットだと意思疎通のハードルが下がっているので、出会う可能性が思いっきり高くなっている。
変だなと思ったら、プロフィールなり履歴を確認するなり、検索で。アンタッチャブルだと判断出来たら、「見なかったことにしよう」が一番無難。人のリソースは有限なのだから、わざわざ炎の中に手を突っ込んで焼き栗を拾おうとしてやけどをする必要は無い。それどころか栗など入っておらず単なる石だったということも多分にあるのだから。
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