世の中には理解がし難い人が確実に存在する。ネットはそれを容易に可視化するツールである

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先日も別の切り口で触れたような記憶もあるのだけど。人間がこれだけたくさんいてそれぞれが違った経験を持ち、異なる考え方を有している以上、自分の、あるいは社会のおおよその常識とは異なる行動ロジック、思考を持つ人がいる。物事を判断する時に、いやその判断という領域すら曖昧で、何かを選択する時に、調べないし考えもしない。少しでも迷うところがあればすぐに他人に聞く。今でもネットスラングとしてあるのかな、2ちゃんねるでよく言われていた「教えて君」というもの。

以前「教えて君」に絡んだ記事でも説明したけど、調べるという行為を知らず、あるいは面倒くさがっている。さらに多分に基礎知識の部分が欠けているので、調べるにしても何を調べればよいのか分からない。テスト勉強をする時に「何が分からないのか」と尋ねたら「何が分からないのかが分からない」という返事がくるようなもの。

特定領域のみなかのか、全般的な話なのかはまた別だけど、そういう人は指摘の通り、「「わからない」が「知りたい」に繋がっていない」のだろう。「わからない」には「誰かに聞けばいい」あるいは「別にどうだっていいや」のいずれかで何とかなると考えている。実のところ、これってとても怖いお話ではある。主体性が無いのだから。


頭が悪いとかカタカナ4文字の表現はどうかと思うのだけど、領域としては随分被っているのだろうなあ、というのがこういうパターンの人。音声や動画ならいざしらず、テキストの場合はごく普通の一般人のように思えてしまうので、そういう心構えで読んだり対応すると、とても痛い目に会うことが多々あるのだな。

以前ならこういうケースに遭遇する機会はさほど無かったのだけどねえ。ネットだと意思疎通のハードルが下がっているので、出会う可能性が思いっきり高くなっている。

変だなと思ったら、プロフィールなり履歴を確認するなり、検索で。アンタッチャブルだと判断出来たら、「見なかったことにしよう」が一番無難。人のリソースは有限なのだから、わざわざ炎の中に手を突っ込んで焼き栗を拾おうとしてやけどをする必要は無い。それどころか栗など入っておらず単なる石だったということも多分にあるのだから。

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このページは、不破雷蔵が2018年9月13日 06:52に書いた記事です。

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