災害時に必要な情報には、防災の「知識」だけではなく時間によって変化する「最新の状況」があります。特に後者は行政機関やインフラ事業者など公的な情報源に「自ら」アンテナを向けて下さい。
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2018年9月6日
なぜなら時系列が重要な情報では、新しい情報に古い情報を上書きする類の「拡散」があってもなりません。
もちろん現地のユーザーから個々に発せられるリアルタイムの状況にも、相応の意味と役割は多くありましょうが、デメリットも含めてそれはそれです。
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2018年9月6日
なにぶん信頼できる機関から得た最新の情報であっても、それを二次的にSNSなどで広めんと試みれば、何度も「古い最新情報」が出てきてしまいましょう。
ある情報が広まる・拡散される事自体はSNSの特性でもあり、広く目にする機会を供するものですから、それは特にここで問題としません。
— 株式会社石井マーク (@ishiimark_sign) 2018年9月6日
大事なのは時系列と情報源、すなわち向こうから自分の元に辿り着いた情報を活用する際、「いつの・どこによる情報」であるかを常に注意する習慣は求められましょう。
先の台風21号や北海道の地震に絡み、ソーシャルメディアから流れ出てくる情報に関して......というかこれはインターネットの情報全般に特にいえることではあるのだけと。情報発信元の信ぴょう性がとても大切。いくら正しそうな、良さそうな内容であっても、発信元が普段スットコドッコイな輩であった場合は、何か意図があるのかもしれないし、一見正しそうでもやっぱりスットコだったりする可能性はある。オオカミ少年の逸話をご存知かな、的な。
で、発信源はもちろん重要だけど、それと同じぐらいに重要なのが、その情報の鮮度。どれほど美味しい、星マーク付きまくりのお店の料理でも、配膳されてから数日経ったものでは食べられるものでは無い。そんな感じ。無論、時間が経過しても何の問題も無いものもあるけど、ソーシャルメディア発の情報は得てして、その発信時点で価値があり、以降はむしろ逆効果となってしまうこともある。新しい情報がアップデートされているような場合は特に。
なので、リアルタイム性が高い情報に関しては、発信している元をたどり、常にもっとも新しい情報を取得することが求められる。
確たるニュースソース(政府地方自治体、報道機関、企業自身)を伴わない「〇〇から聞きました」情報の拡散は、混乱を招きます。重要情報は必ず「アナウンスそのもの」を確認し、「アナウンスそのもの」を拡散するようにしてください。非常に危険です。
— Munechika Nishida (@mnishi41) 2018年9月6日
情報のソースの信ぴょう性云々という事でもう一つ。信ぴょう性が高い情報源の場合、その情報源から直接取得したのではなく、そういう場所から聞きました的な話ってのは、とりあえず自分の心の中に締まっておいて、ふたを閉めておいた方が無難。いわゆる伝言ゲームになってしまうし、悪意による権威づけが行われている可能性も否定できない。
まぁ、これは緊急時に限らず、日常の情報のやりとりにおいても欠かせない話ではあるのだけどね。ネタとしてとかならともかく。
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